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ストック?or フロー?を理解すると理美容室のSNS集客はもっと戦略的になる!



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ポータルサイトへの出稿やクーポン券の積み重ねではなかなか業績の改善につながらないばかりか、徐々にサロンの体力が奪われていくことに気がついたオーナーから、SNSを活用した自力集客にどんどん舵を切られています。


あなたのサロンでは、集客力向上において現在どのような取り組みをされているでしょうか。


一般にポータルサイトへの出稿以外の、インターネットを使った集客施策ということになると

・ホームページ

・ブログ

・Facebook

・Twitter

・Instagram

・ LINE

そこに最近では

・YouTube

・TikTok (*これについては私自身まだ不勉強なので、以降の議論では紹介していません)


などが挙げられるでしょうか。


もともとオーナー自身が個人的にも楽しむのであればまだしも、


「いや〜パソコンとかインターネットはちょっとね〜」
「SNSって炎上したりしちゃうんでしょう?」
「インスタね〜・・・でもそういうの、続かないんだよね・・・」


苦手意識を強く持っている方の場合だともう並べられただけで

「うわ〜〜〜」

気が遠くなってしまうところもあるかもしれません。


このnote ではそんな苦手意識を持っている方の中でも「今年は少しやってみるか!」っていう気持ちになっている方から、「ちょっとあれこれ手を出しすぎて疲れてきちゃったな・・・」っていう方に向けて、


私が考える

集客施策としてのSNSとの付き合い方をまとめてみたいと思います。



◇ ゴールはあくまでも、ひとつ。


たとえば、営業が終わったあとの美容室。


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ひとりサロンに残ってカットウィッグに向き合ってヘアカットの練習をしてひとつヘアスタイルを作りました。


SNSのない世界では、「営業が終わったあとの美容室+ひとりサロンに残る」という条件のもとでは

「ヘアカットの練習をした」

「ひとつヘアスタイルを作りました」

知って(見て)いるのは、本人ひとりです。


でも、

そこにカメラを一台置いて練習している動画を撮って
・YouTube  にアップロードする
・Instagram (ストーリーズ)にアップロードする etc...
ヘアカットの練習をしてつくったヘアスタイルひとつを写真に撮って
・ブログを書く
・Facebook/Instagram (ストーリーズ)にアップロードする
・Twitter に掲載する


SNSのある世界では、「営業が終わったあとの美容室+ひとりサロンに残る」という条件のもとであっても、そこでの成果を世界中に向けて知って(見て)もらうことができます。


何を当たり前のことをおさらいしているんだと言われそうですが、それでもあえて示すのは、ここに、当たり前だから見落としてしまうことひとつ。


それは、SNSで集客を頑張ろうと思った多くの人がいつの間にか

「自分の成果物をたくさんの人に見てもらう!=ゴール」

にしてしまいがちだ、ということです。


YouTuber やらインフルエンサーやら言葉ばかりが一人歩きしてしまうところもまた誤解を招きやすいところ。


極端なことを言いますが、何万人の人が私たち美容師をフォローしてくださったところで、私たちがひとときに担当できるお客様の数は(アシスタントがついてくれても)せいぜい4〜5名がいいところ。


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こと美容室のSNS運用においては、5000人がフォローしてくれている投稿よりも、あなたのサロンのお客様50人がフォローしてくれている投稿の方が断然価値が高いと私は考えています。


あくまでも、集客を目的にSNS活用をしようと考えているのであれば、目指すゴールは、


「新規問い合わせ(≒予約)数の増加」

いいね!の数でもフォロワーの数でもありません。


まずそのことを勘違いしないようにしておきましょう。


◇ SNSメディアのグループ分け


どのメディアにも一長一短がありますが、それぞれの特徴を捉えながらざっくりとでもグループ分けしておくと戦略立案がスムーズになります。


まずは前提になる知識として

・Instagram は、2012年にFacebookが買収。広告機能や投稿の相互連携などが非常にスムーズになっています。

・YouTube は、2005年に検索サービス最大手Googleが買収。検索キーワードによってはまず動画(YouTube動画)タブがトップ表示されることもあるなどの相互連携が確認でき、YouTube動画の件数の多寡がSEO施策としても期待されています。


くわえて、ここから以降がもっともこのnoteでお伝えしたいところ。


先ほど紹介したSNSメディアはある基準のもとでは、下図の通り2つのグループに分けられることをご存知でしょうか。


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そしてその分かれる基準がどこにあるかご存知でしょうか。



◇ あなたの発信したコンテンツの価値


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