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記憶に残る雪の話
今週末はまたぐっと冷え込むそうで、天気予報も雪マークがついたりつかなかったりしている。
雪といえば地元ではなかなか積もらない。少し積もってもすぐ溶けてしまうので雪遊びらしい雪遊びはあまり記憶がない。が、子どもの頃に少し積もった雪をかき集めて雪うさぎを作ってもらったことがある。親になって思うのは、母がマメな人だということだ。
小皿にきれいに整形された雪うさぎを雪が降るたびに私は思い出すんだろうな、と思いながら道端に積もっている雪を娘たちと踏みしめる。娘は「ゆきこわいね」と恐る恐る夫に手を引かれながら歩いていく。次女は降ってくる雪を食べようと空を見上げて大きく口を開けている。まあ、それもビニール傘に阻まれているのだが(笑)
夫と娘たちが冷え切った体をお風呂で温めている中、外ではますます猛吹雪となってきており、ちらっと覗くと玄関先の廊下の手すりに雪がこんもり積もっている。物心ついた娘たちにとっては初めての雪とのふれあいの機会かも!と思い、ボールを片手に雪をかき集める。……寒い。
風呂からあがってきた娘たちに「ゆきだるま、つくろ〜」と声をかけ母がやっていたように小皿を出していると、夫が大きなプレートを出してくれてみんなで雪だるまを作ることにした。
長女は「つめたーい!」と言いながら一緒に雪だるまづくりに参加して小さな手で雪を握りしめていく。その隣で「いぇーい!」と言いながら雪に大興奮する次女。ピンクペッパーと爪楊枝で目と腕を表現して完成した雪だるまを玄関を出た廊下に置いて写真を撮り思い出作りもしたところで、再び体が冷え切らないうちに急いで部屋の中へ戻る。
すると、何に火がついたのか夫が一回り大きな雪だるまを作っていた。目にはビー玉をつけて可愛らしい表情を作って、、、と見ているとおもむろに雪だるまにパプリカパウダーをかけ始めた。髪の毛?これなに?と思っていると、ブラックペッパーも追加。極めつけはローリエの葉を頭にプスッ。
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こちらも玄関横に並べられて再び記念撮影を。並べてみるとますます異彩を放つが雪だるまに正解ないしな〜とこれも思い出。
私の記憶の雪うさぎが、娘たちにとってはピクミン雪だるまになるのだろう。
余談だが、翌日午後には雪だるまたちはすっかり溶けて、ローリエとパプリカパウダー、ブラックペッパーだけが玄関先の廊下に残っていた(笑)
「note」を書くための糖分に変わります。