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出産備忘録① 〜計画入院〜

長い間、書こう書こうと思いつつも手が止まっていた備忘録に手をつけようと思う。計画入院から始まり、本陣痛から出産に至るまで26時間かかっているため、一度にまとめるにはあまりに長く、備忘録を分けて記録することにした。

計画入院編、本陣痛から出産、産後の入院期間の3本でお送りする予定である。※ちなみに今回の計画入院編は一部有料にしております。

最近の娘はというと、首も据わり、寝返りを覚え、離乳食を食べ始めた。早いもので出産から5ヶ月が経過している。

計画入院

予定日を過ぎても産まれてくる気配がなかったため、事前に説明を受けていたとおり、8月末に計画入院をすることになった。大きな荷物を2つ抱え、夫とタクシーに乗り病院へ向かったのが13時過ぎ。入院したらお風呂に入れなくなるから、事前にシャワー浴びてきてくださいね、と言われていたので昼食前にシャワーを済ませてはいたが、スッキリ晴れた夏空の下、私はすぐに汗ばんでしまった。

この日は日曜日だったので、時間外の入口から入ってきてくださいね、と言われたのだが、なぜか一般の入り口が開いていたので、そこから病院へ。入院の手続きを済ませ、1階で夫に別れを告げようとしていたら、どうやら夫も病棟へ上がれるらしく手続きを済ませていたところだった。

コロナ禍ではあったものの、家族は病室へ入れてくれるのかな・・・?と淡い期待を抱いたのも束の間。エレベーターを上がったところで、助産師さんが荷物を引き取ってくださり、夫とはエレベーターホールであっさりと別れることになった。思い返せば、産後1週間は入院生活なのだから、もう少しちゃんと言葉を交わせれば良かったなとも思う。笑

個室を希望していたが、妊産婦さんの人数の都合上、3人部屋に通された。カーテンで仕切られた区画ではあったものの、生活音が遮断されるわけではないので、静かに過ごさなければ・・・という意識が少ししんどかったのを覚えている。

陣痛誘発剤の投与は平日のみしか行えないとのことだったので、この日は体調や胎児の様子をチェックしたり、明日に備えるという感じだった。誘発剤の投与のために、人生はじめての点滴針を注射されることになるのだが、針だけじゃなく長い管もついているしで、注射嫌いな私はビビり倒すことになる。記録用に写真を撮ってはみたものの、自分で見返すのもキツイのでここでの掲載は控えようと思う。笑
点滴の針がずれないように腕をネットで固定されたのをみて、これではシャワーが浴びられない訳だと納得できた。

しばらく部屋で過ごしていると、助産師さんがやってきて「診察に行きましょう。」と声をかけられた。入院前の事前の説明で、「計画入院をしても、誘発剤を投与する前に産まれてくることも全然ありますよ。」と助産師さんから聞かされていたので、陣痛や破水が来ているわけではなかったのだが、「出産予定日から4日が経過しているし、少しは子宮口が開いているかしら。」という淡い期待を抱いていた私。診察台(座って上がって足が開くやつ)の上で見事に裏切られることになるとは想像もしていなかった。

先生「う〜ん。子宮口、、、1.5cm、、、かな。いや、もう少し狭いかな、、。」

私 ( 、、、ん!? 1.5って全然開いてないやん。)

初産は予定日より遅れることもしばしばだと聞いていたのだが、私の体もお腹の子も産まれてくる準備をほとんど進めていなかったことが発覚。

ここから(私の)予定になかった処置が追加されることになるのであった。

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