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節分の日。数十年間変わらぬ顔と年に一度の逢瀬

子どもが大きくなって、豆は買ってきて年の数を食べるものの「豆まき」はしなくなって数年。
「恵方巻」は毎年恵方に向いて食べていて、専業主婦時代は作ったりもしていましたが、会員になってからは毎年コストコで購入。今年も買って帰ろうと決心して朝を迎えました。

Twitterで「豆まき」の話題を朝見かけ、そういえば…と、ある鬼の顔思い出しました。
私が子どもの頃から、節分といえばあの顔。
きょうだい達とつけて豆まきした…。
我が子たちもあのお面をつけて、豆まきに夢中になった…。
赤ちゃんにも無理矢理つけて、写真を撮った…。

悲しそうな顔した、気弱な鬼。
「鬼はーそと!」と豆を当てられるって最初から知ってるような表情の彼。威嚇なんてできそうもなく、最初から「参りました」のセリフが似合う顔。

スーパーの豆コーナーに「豆を買ったら一つどうぞ」と置いてあるあのお面。今もあの子は売り場にいるのだろうか…。
無償に気になり、うる覚えの豆メーカー「イシカワ」を調べてみると記憶の通り。写真を拝借してTwitterに朝投稿。

どうやら、このお顔は全国区ではないらしく、

など、珍しがっていただき、そうなると、私のエンターテイナー性が騒ぎ、どうしても彼を連れて帰りたくなりました。

会社に隣接する大型スーパーに寄ったのは、17:30頃。

"あんなに過剰に並んでたんだもの、大型店だしあるに違いない” と思って売り場を探すけど、ない…。
私と同様、豆菓子難民っぽい主婦が数名おり、その一人が、エンドに ひなあられ を並べる店員に尋ねました。
「もう置いてないです」
とあっさり答えられ、そばで聞いてた私も断念。

“てことは、小さい店か⁇需要が少なく余ってるかも⁇”
と発想を転換し、恵方巻をコストコで買った後に、小さな商店に寄りました。
しかし、豆はピーナッツなどのおつまみしかない…。

“てことは、新店ならあるだろう…、先週オープンした家からほど近いスーパーに戻ってみよう”
と転換。しかし、節分用の豆はあったもののお面はない(新店舗なのでおまけが搬入してなかったのかも…)

“ここでなければ諦めよう…”
と思って、家から一番近いスーパーに最後に寄リました。
「鬼はそと〜、福はうち〜♫」というBGMが流れている店内。さらに「節分」というPOPが各所に展開されています。これは期待!
豆コーナーに行ってみると…

ありました!
しかも、とってもたくさん!

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こうやって、無事、年に一回逢瀬を重ねてきた悲しいお顔の鬼さまを、無事我が家に連れて帰りました。


例年通り、丁寧にコンパスで向きを調べてルール通り恵方巻を食べ…

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息子はお面をつけてくれないので、私がお面をつけて、二人で豆まきを楽しみました。いえ、楽しんだのは私だけだったかもしれませんが…。

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最後に小さい頃のアルバムを持ち出し、本人も兄も、毎年つけている姿を確認。比較したいとお願いしたら、ノリで装置してくれました。


東奔西走した甲斐があり、愛しいお顔と再会が叶い、楽しい思い出ができました。

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