#小説ジミー、届きました!
青海エイミーさんの小説『ジミー』が
本になり、昨日、私の手もとに届きました。
ずっと心待ちにしていたから、ラブレターを
受け取ったみたいにドキッとして、
もったいぶって手触りと重さを楽しんで、
「カバーのブルーがきれい。」
としばらく眺めていました。
空のような海のような柔らかいブルー。
扉のブルーは少し違う色。装丁はまた違う青。
エイミーさんが選んだのかな、と想像しつつ。
見開きのページのバランスも、すっきりしてて素敵。
読みやすいです、とても。
束になった字が迫ってこないように
エイミーさんが丹念に手を加えられたことを
思いながら、ページをめくってみました。
夜中に家人が寝静まってから、やっと読み始め、
眠くなることなんかなく一気読みしました。
「読み終わったけれど"始まれる"んだ。」
私も始まりを受け取りました。
まだ一度しか読めていないから、きちんと
感想は書けないけれど、
「エイミーさんは高校生になれるんだ!?」
が最初の感想。正確に言うと
「高校生のような感受性で物事を見ることを、
長く大人をやっていても忘れないでいるんだ」
と,びっくりしました。
私がずいぶん前に忘れてしまった、というより
抑え込むのが当たり前になった感覚。
懐かしくて切なくて正直な大切なもの。
深いところが揺さぶられて、まだ言葉に
できない。大切な何か。
「感じたのだから、忘れているだけで、
無くしてはいない、と信じたい。」
感想になっていない感想ですが
今はまだうまく語れないのです。
「今夜もまた『ジミー』に会いに行くかも
しれないな、私。」
そんな予感がしています。
エイミーさん、
おめでとうございます。
そして
ありがとうございます。
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