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通信高校で新しい友達ができた!万歳!

《0》
気分はウツる。
時には共鳴して増幅する。
怒りも、落ち込みも、楽しさも。

ふだん、娘の近くにいることが多い分、
注意して私の気持ちを持ってかれないように
意識している。
でも、今日はいい雰囲気。
喜んで持ってかれます(^o^)

《1》
昼から出かけた娘が帰ってきた。

「楽しかったぁ」
「ほんと楽しかった〜」
「あ〜楽しかったなぁ」

帰ってきてから
何回「楽しい」を聞いたかな。
50回?100回?
やたらご機嫌な姿、久しぶりに見る。
思わず笑っちゃうな。

《2》
中学時代、娘は
友達と思える人に出会わなかった。
不登校になってからの2年間は
制服姿の同世代とすれ違うだけで
体がこわばり視線を落とす、
そんな自動反応が起きていた。
外出しなければいけない時は
いつもビクビクしていた。
結果、ほとんど家から出なかった。

《3》
通信高校では通学コースを選んで
週1回から通い始めた。
まるでカタツムリのような歩みで
かたくなな警戒心をゆるめていった。
一瞬チラッと頭を出しては引っ込める
そんな日々を繰り返しながら。
途中から週3回の登校に変わり、
今は学校生活も板について
行事にも積極的に参加するようになった。

始めの1年は
「私はお母さんと違って、コミュニケーションが苦手だから。」
「人付き合いは、得意じゃなくても避けて通れないんだよね。」
そう言って悩んでいたけれど
話しても大丈夫な人が少しずつ増えて
行事をきっかけに気の合う友達ができて
自然と輪がひろがっていった。
親友と言ってもいい存在もできた。
ただ、娘は「親友」という言葉を使わない。

《4》
娘とその子の始まりのエピソードはかわいい。
(※注:あくまで私の頭の中で再構成されたシーンなので、フィクションかな。)

娘が、ある女の子に声をかけた。
ちょっと面識のある、とても歌が上手な子。前から気になっていたから思いきって
「ね、誰と仲良いの?」
って。
少しの沈黙があって答えが返ってきた。
「〇〇ちゃん。」
(自分の名前を呼ばれた‥?)
娘はキョトンと目を丸くした。
次の瞬間、パーッと顔が明るくなって
2人で笑い合った。
その日から友達。深い話もできる仲。
今も大切な人。

《5》
今日は、その”親友”とお出かけした。
緊急事態宣言下、学校では会えていない。
帰宅してもテンションが高いままの娘に
私から話しかけてみる。

「何したの〜?」
「何したってわけじゃ‥でも楽しかったわぁ。」
「何食べた?」
「あ〜ケーキ食べたよ。2つとも美味しかった〜
いっぱい写真も撮った。」
見せてくれたスマホの写真はすっかりJKっぽい。
「こんなに楽しいの、なんでだろ〜
特別なことしてないんだけど
楽しかった〜♪♡⭐︎」

なんでだろうね。よかったね。
いっぱい幸せ感じてね。
今日は私もとってもうれしいよ。
なんでだろう(*´꒳`*)♪




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