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#13 自己肯定感を高めるのは、英会話学習に似ている。

28歳の冬、結婚を約束していた彼の二股が発覚したとき、私がまず思ったことは「私が至らなかったから、彼に浮気をさせてしまったのだろうか?」でした・・やばいですよね。笑

LINEを見返して、もっと彼の気持ちを尊重できてたら・・などと一通り反省したあと、彼を問い詰めるべきか、知らないフリをするべきかを、たぶん一週間くらい悩んだような気がします。

どうしたらいいかわからなくなり、加藤諦三さんの本を読み漁ってやっと、自分の自己肯定感がめちゃめちゃ低いことに気が付きました。このままでは幸せになれない・・!とさらに読み漁った結果、「自分を褒めてくれる人を周りにたくさん置きなさい」という加藤さんの言葉を実行することにしました(その彼氏とはすぐに別れました)

自己肯定感が低い人は、褒められるよりも、どちらかというとぞんざいに扱われた方が、居心地がいいと感じる傾向があるそうです。小さい頃から褒められることに慣れていないので、いざ褒められると戸惑ってしまう。私はこれを読んだとき、思わず「わかる〜」とつぶやいてしまいました。

でも、自己肯定感が低いということは、自分で自分を褒めるのもすごく下手ということです。自分でも褒められないし、人に褒めてもらうのも苦手。結果、どんどん肯定感は低くなってしまう。それを解決するのが「褒め上手を周りに置いて、褒めてもらうことに慣れる」という、一種のリハビリでした。

幸い褒め上手の友達がいたので、とにかく彼らと過ごす時間を長くしました。それから、あまり褒めるのが上手じゃないなと思った人との時間を、できる限り減らしました(この両方からのアプローチが結構重要です)

一年くらいは意識的にやったかなと思います。最初に感じていた居心地の悪さは、いつの間にか気にならなくなっていました。最近出会った人にこの話をすると、自己肯定感が低かった人には見えないけど・・と首を傾げられます。いまの私があるのは、あの頃の懸命な心のリハビリのお陰だと思います。

ちょっと脱線して、なぜこの話を書こうと思ったかと言うと、つい先日、英会話上達法の動画で、とにかく自分の英語を褒めてくれる人と話そう!ということを言っていたのです。「こういう時はこの単語を使う方がもっとネイティブに聞こえるよ」と毎回言ってくる友人よりも、「君と話してると楽しい!外国人なのに英語が話せるなんてすごい!」と褒めてくれる友人といた方が、ハードルが下がって話しやすくなると言っていました。私のリハビリとすごく似ている・・と思ったので、この記事を書いてみました。

周りに褒め上手がいない方は、無意識的にそういう人を避けてきたか、もしくは苦手意識を持っている可能性があります。「社交辞令で適当なこと言ってるな」とか思ってしまっているかもしれません。でも、心から褒めてくれる人は、ちゃんと見渡せば意外と周りにいたりします。

私の経験だと、いわゆる「陽キャ」と言われる人に多い気がします。あとは、英語圏で長く生活していた人は、意見を言ったり人を褒めることに抵抗が少ないので、褒め上手が多かったります。ぜひ探してみてください。

あの時に私を褒めまわしてくれた友人は、いまでも最高の友達です。

こまつまい

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