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なんで文章じゃなくて動画にするの

Youtubeで「開封動画」ってありますよね。何かしらの商品を箱から開けながら紹介するやつ。

これがどうも人気らしくて、ヒカキンも昔から開封動画で視聴者を増やしてきた、なんて話らしい。
これは10年前の動画。

一方の私は、以前にnoteでヘッドホンのレビュー記事を書いたことがありました。

先日ちょうどゲーミングマウスを購入したので、noteと同じ要領で、今度は開封動画も作ってみよう!と、自分を撮影してみたんです。

いやあ、全然しっくりこない。
開封動画として間違いないものが録れているのに、面白いものにはならない、という確信がありました。
そもそも自分、開封動画なんて観ないし好きじゃないわ。

ここでこの記事の本題なんですが

  • これは文字で表現したほうがいいでしょ、と感じる内容の動画が多すぎる

  • それ以上に、ゴミのような記事がGoogle検索に溢れているせいで、需給が動画媒体に集中している

ってことになってませんか?

なんでもかんでも動画の時代


今更?って話ですが。
あらゆる物事が動画で解説されるようになりましたよね。
料理、ゲーム、日曜大工、プログラミング、歴史、投資、商品レビュー……

情報が多いのはありがたいことですが、別にブログみたいな文字媒体の方がよくね?ってものもありませんか?

動画だと耳を使う必要があります。コピペもできません。何度も見返したい場所があっても、いちいちスライダーを動かすのが面倒です。
なんで皆動画にしたがるのでしょう?

google検索がゴミすぎる


理由は明確だと思います。google検索がゴミすぎるから。

より正確には、googleが上位にサジェストしてくる記事が広告だらけのゴミ記事ばかりだから。
ゴミ記事を開いては閉じ、開いては閉じ……結局なんの答えも得られないなんてザラ。イライラしますよね。

一方Youtubeにも広告はありますが、ひとつの動画につく量には限りがあります。投稿者からしても簡単設定。
いい動画かどうかはサムネと再生数で概ね判断できます。

  • SEO対策という小手先の技術さえあれば、コンテンツが空っぽでも収益に繋がるgoogle検索。

  • きちんと中身のあるコンテンツを生み出して評価されていれば、(設定自体は)簡単な仕組みで収益を上げられるYoutube。

どちらによりよいコンテンツが集まるのか、明確ですよね。

どうなる文字コンテンツ


すみません。ここまでの内容は「文字コンテンツ=google検索で辿り着くもの」という前提で成り立つ話です。

google検索は現状ゴミですが、インターネットから文字コンテンツが消えて無くなることはありません。文字には文字の良さがあるからです。

冒頭でマウスの開封動画を作ろうとしたけどしたけどしっくりこなかった、って話をしました。これやるならブログの方が向いてると思ったからです。

新型ゲーム機を初めて開封して遊んでみた!って動画ならわかりますよ。そこには開封する際のワクワクドキドキがありますからね。

でもなにが出てくるかわかりきった物を、もったい付けてちまちま開封して解説なんかするなら、外観、スペック、使用感なんかをスパっと文字と写真でまとめた方がいいでしょう?

まあ今、それを調べたいと思ったらまずYoutubeで検索しますよ。google検索がゴミだからね。

でも、きちんと良質な文字コンテンツが評価される、それに辿り着くことができるツールが普及すれば、現状の、ある意味「動画コンテンツが不当に人気を集めている」時代は終わるんじゃないかと思います。

note、はてブ、StackOverflow?そしてChatGPT


きちんと良質な文字コンテンツが評価される(=収益に繋がる)、それに辿り着くことができるツールが普及すれば……と書きました。

これは現状google検索が達成できていなくて、私がnoteなどの文字コンテンツ専門プラットフォームに期待している部分です。

というのも、ゴミの山からそれなりの回答を得る、というツールとしてはChatGPTが完成してしまったからです。

私が書くつもりだったマウスの概要説明が15秒で生成されました。しれっと嘘もついてますが。
ただ、今後正確性は上がっていくとは思いますが、肝心なところで信用ならないやつ、という扱いはしばらく変わらないでしょう。

だからある程度の信用というか、文字コンテンツとその内容でそれなりの注目を集めている人、というのをきちんと可視化する仕組みが別で必要なんじゃないかなと思います。

まあそれが誰かに達成されちゃったら、もうgoogle検索の居場所は無いんじゃないでしょうか。どうするつもりなんでしょうねこれから。


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