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「読書の力」1000日1000冊1000文字チャレンジ 第5日目「キルケゴールの教え」



❶[1BOOK]
「超解釈 キルケゴールの教え」
「絶望」を考え抜いた哲学者に学ぶ「詰んだ」人生から抜け出す方法
堤久美子 光文社  2024年1月30日

❷[3POINT +1]
◎「はじめに」
絶望の理由は人によってさまざまですが、根本的な解決方法はただひとつ。
自分の悩みを深く理解し、自分の生き方にとことん悩み(つまり、自分自身と向き合い)、魂の奥のホンネに耳を澄ませること。

①[本書の使い方]
「あなたの絶望は何タイプ?」のチャートで、自分の絶望のタイプがわかった人は、該当のタイプのChapterからお読みいただくと、効率的です。
→私は「有限性の絶望」と診断されましたので、以下このタイプの項目を紹介します。

②創作した自分を生きる
あなたに必要なのは、まず「人間は精神であることを自覚する」こと。人間は精神です。
目に見えないものが軸といってもいい。目に見えないものは自分で創れるんです。

③絶望は人間にだけに与えられた「病」
動物は絶望しません。絶望は人間の証です。決して悪いものではありません。
苦悩し、絶望を味わいつくす。その先に、あなたの成長があります。
絶望に絶望して目を瞑らないで。絶望を深く見つめてください。その先に未来があります。自分に聞いてください。どんな未来が欲しいのか、と。
想像してください。あなた自身が求める未来を。

❸[1ACTION]
[実行すること=自分との約束]
創作した自分を生きる〜どんな自分になりたいか?

❹[1episode]
☆おわりに
ホンネで生きていれば、心の中が波立つことがありません。
波立つことがあっても、自分でコントロールできます。
心の中が波立たないと、人と争うことがなくなります。
誰かとケンカするのも、もっといえば、戦争が起こるのも、互いの国の権力者の心の中が波立っているからです。
一人ひとりがホンネで語り合えれば、穏やかな社会、平和な世界が実現できると信じています。

❺[思いついたこと]
キルケゴールって、知っていますか?まずはそこからかもしれません。私の場合、妹がその研究者であるため、高校時代からお馴染みの哲学者でした。主著は「死にいたる病」です。
最近お知り合いになった方から、この本をいただきました。普通、自分で買わなかった本は、後回しになってなかなか読めないもの。ましてや「哲学」系の本は、「難しい」という先入観があって、「とっつきにくい」ものです。でも、この本を見た瞬間、「なんてわかりやすい哲学」なんだろう!と驚きました。

[そして]
[本書の使い方]にあるように、絶望のタイプが4種類あって、自分がどれに該当するのかを、簡単な質問に、YesとNoで答えていくチャートで確認することができます。このアイデアもすごくいいですね、と奥付けを見ると、「企画・山本時嗣」とあるではありませんか。山本氏は、「死を力に。」という本の著者です。昨年3月に末弟が急逝し、1000日達成の「バーンアウト(燃え尽き症候群)」と重なって、なかなか立ち上がれない時に、その本と出会いました。そして再び「100日100冊」にチャレンジできたのが、8月中旬。達成は11月でした。

[しかし]
「1000日」に比べれば、100日って、あっというまですね。これを10回繰り返せば、「1000日」なんてちょろい!と思ってしまいました。にも関わらず、なかなか次の一歩を踏み出せずにいる自分に、「絶望」とまではいかないものの、「続けられないんですよね〜」という、ある意味「普通の人」の感覚が、実によくわかりました。簡単に「工夫すればいいんですよ」と言い放っていた自分が恥ずかしくなりました。
そんな時に「50代60代のための奇跡の講座」に講師として誘われ、その資料を作成する過程で、自分と向き合うチャンスをいただきました。また、「1分引き寄せグループ」に入って、オープンチャットで日々、お互いを高め合う仲間と出会いました。そこで「自分がすでに持っている豊かさ」というものに気づいたのです。

[だからこそ]
今回は、宣言してから始めるというチャレンジをしました。前回は、あくまでも「読めるかな?」のまま1000日に至りましたが、敢えて「1000日・1000冊・1000文字」とコミットするという「リスク」を背負ったわけです。1000日はみんなの希望のため、1000冊は著者さんたちを応援するため、1000文字は自分のため、自分の文章修行のためです。そして何より、自分自身の未来、同世代へのエールとして、続けていきます。

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