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情報を上手に利用しよう~咀嚼タイムのススメ~

情報は、印象操作できたら勝ち

「世の中の情報提供って、上手く相手を洗脳させることさえできれば、”成功”になるんじゃないの…?」
 コロナ禍とコンテンツビジネスに触れたことをきっかけに、”情報の価値””情報の真偽”を考える機会が増えました。

 そうして見えてきたのは、
「たとえ人を騙す情報であっても、自分がお金を稼ぐだけの目的であっても、目の前の人や消費者を”その気”にさせたら”勝ち”なんだ…」
という結論でした。

 実際、深く調べたり、原理を考えてみると、
「よくよく考えたら、それっておかしくない?」
「何の根拠があって言っているの?」
「一部の特殊な成功事例や、一部の特殊な人の例を、”誰にでも当てはまる”ように加工しているんじゃないの?」
「そもそも、その事例ですら、作り物の可能性があるよね」
ということはとても多いです。

野菜の栄養って、本当に数分の1になっているの?

 例えば、巷でよく言われる、
「化学薬品である農薬をずっと使ってきて、農地が痩せてきているから、お野菜の栄養は数十年前の5分の1とか6分の1とかになっているんだよ」
というもの。

 これ、本当でしょうか。

 科学の基本中の基本として、「とある項目の数値を比較する際には、他の条件を全て一致させないと、比較にはらない」というものがあるのをご存じでしょうか。

 それを踏まえ、数十年前と今の栄養素の測定方法や測定精度って、完全に一緒なのでしょうか。
 現代の機器の進歩を考えると、測定方法はともかく、測定精度が完全に一致することなどありえません。

 実際には、測定法も全く違うらしいです。
 半世紀前には「滴定法」、数十年前には「比色法」、そして近年では「HPLC法」が使われているとか。
https://oishi-kenko.com/articles/shokunoanzentokenkou04

 大学で化学系の学科にいたのでわかるのですが、これらの測定方法での精度って全然違います。
・「滴定法」→人の手や目視によるもので、測定者の技量に左右される。
(実際、水道水の滴定を学生実験でやった時に、人によって全然数値が違ったし、かなりアバウトな結果しか出なかった記憶があります)
・「比色法」→詳細はわからないですが、色が変わったポイントで判断しているものと思われ、これも目視での判断でしょうし精度もそこまで高くないのでは、と推察されます。
・「HPLC法」→完全に機械のみででき、人の手による精度のバラつきがなく、測定結果も機会が勝手に出してくれる。

 測定方法の誤差を考慮せずに、単純に数値だけを比較しても、正しい結果は得られませんが、そのあたりの事情を知らないと、
「専門家が言っていることは正しい」
という思い込みが先行し、本当に正しい判断をする前に考えることをやめてしまいます。

 もちろん、近年では、「売れるため」に農作物の品種改良を行っていたりするため、
「測定法が昔と違うから、数値はアテにならないし、土から育っているんだから栄養価は同じでしょ」
と考えるのも、まだちょっと判断には早いかなと思います。

コロナワクチンって、本当に感染防止になったの?

 コロナ禍が始まってわりとすぐ、ワクチンの接種が開始されました。
 厚生労働省などは「感染予防や重症化の予防に効果があるから」とうたっており、
「お上が言ったから」「専門家が打たないと大変なことになるって煽るから」
という理由だけで、周りにも接種を強制するという地獄絵図が展開されたのは周知のとおり。

 でも、今では、海外を中心に、
「ワクチンを打った方が感染しやすくなるし、重症化のリスクも高くなる。そもそもワクチン自体の副作用がインフルエンザの数十倍レベルで発生し、かえって危険」
ということが周知されるようになりました。
 …まあ、臨床試験もロクにやらず、製薬会社が儲かるからという理由だけで政府が圧力をかけたものなので、後から問題が起こることは必至だったと言えそうですが。

 さて、これを「そもそものメカニズム」で考えた時、「ワクチンに感染防止効果」があるのかをちょっと考えてみたいと思います。

 まずこのワクチンって、体の中にタンパク質を作る指令を出す元を入れて、体内でコロナに対抗する抗体を作ってもらう、という今までにないメカニズムでした。
(その時点で臨床試験をロクにやらず市場に投入したこと自体が驚異的に怖いことですが…)

 では、体内でめでたく作られた抗体はどこで活躍するのでしょうか?

 私は免疫の専門家ではないですし、学生時代に生化学をちょっとかじっただけですが、おそらくはリンパ管を通って体の各地に行っています。
 で、これ、各種臓器などには積極的に行くそうなのですが、鼻の粘膜とか喉の奥などには積極的に行かないのでは?(鼻や喉には別の防御機構がありますし)と思います。

 行ったとしても微々たる量なのではないでしょうか(リンパ管は全身に分布するため)。
 なので、主な感染場所となる鼻や喉にはそもそも抗体は超微量しか行っていないのではないでしょうか。
 その程度の量で、「感染防止」など果たしてできていたのでしょうか。

 さらに、コロナの「感染」の定義って、「鼻などの粘膜に菌が存在していることが確認できること」ですよね。
 ということは、鼻に偶然ついてしまったものが100%除去されない限り、「感染防止」って不可能ですよね。

 実際には、ワクチンから生み出される抗体は、感染場所である鼻や喉まで到達しないらしいです。

 「専門家が言っているから」といって盲目的に信じるのではなく、ちょっと深呼吸して、「それって本当かな?」と考えてみること。

 それが、情報に騙されないコツではないかなと思います。

 

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