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働くことの本来の姿

 ブラック企業にいた頃や、レストランのウェイトレスのアルバイトをしていた頃、私にとって「働く」とは、「お金を得るための手段」に過ぎませんできた。

 そもそも、どうして〝お金〟というシステムがあるのか?
 〝お金〟で悲喜こもごもの事件が発生するのはなぜか?

 きちんとした企業に転職して10年働いてきたのと、自分で事業をやっている人たちを横目で見てきて、やっと悟ったことがあります。

 働くことは、〝私も幸せ、あなたも幸せ〟を実現するための手段。

 私は私の得意で好きなことをやるね。
 あなたはあなたの得意で好きなことをやってね。
 お互いの〝得意〟が合わさったら、生きるのに必要なものが手に入るし、毎日が楽しくなるよね!
 これが本来の姿なのではないでしょうか。

 私の〝得意〟とあなたの〝得意〟がちゃんと見つかって、お互いに活かし合えること、これが理想形。

 最初から自分の〝得意〟〝好き〟がわかっていたらいいのですが、人は体験しなければ好きかどうか、得意かどうかなんてわからないもの。
 だから、苦手な職業を体験する必要があります。「職場で成果を上げられない人」は得意を見つけるために苦手なことを経験しているだと思います。

 人生において、少しでも〝好きなことをする時間〟が長ければ、幸せに感じる時間の割合も増えていきます。
 生活費に不安がない人限定かもしれませんが、自分の幸せも、周りの幸せも同時に叶えられたら最高だな、と思います。

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