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タイ全土に広がる「助け合いの箱」で、優しさが循環する理由

こんにちは。タイ在住3年、Mamiです。
家族の海外転勤に帯同のため、小学生の息子と一緒にタイに住んでいます。

助け合いの箱

先日、散歩をしていたら、下記の箱を見つけました。

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これは、「助け合いの箱」です。
先月から、タイの様々な場所に
設置されています。

Covid-19による影響で、仕事を失い、
生活に困っている人たちを助けるために
開始した取り組み。

具体的には、
寄付をしたい人が、食料、飲料、日用品
(インスタント麺、缶詰などの保存食、水、トイレットペーパーなど)を 
持ち寄って、この棚に入れる。

寄付を受けたい人が、これらを無料で自由に受け取れる、

そんな仕組みです。

タイの地方で始めたこの取り組みは、いまでは
全土に広まっています。

実際に寄付を受けた人の意見として、
「とても助かっている。ありがたい」
という声を聞きます。

なお、「物資を無料で受け取れる」とはいうものの
今後、生活が落ち着いて、余裕がでた時に、
「今度は、あなたが困っている人を助けてあげてください」
という
「恩返し」、「恩送り」を循環させる願いを見込んでいます。

行動で示す、やさしさ

このシステム導入にあたっては、懸念点もあったようです。

例えば、

・転売する人が出るのではないか?

・物資を独り占めしてしまう人が出るのではないか?

懸念事項は、あげればきりがありませんが、
「Covid-19による影響で困っている人が多くいる」という、事実に向き合い解決策を考え、すばやく実行する

タイの人々の行動力、思いやり に心を打たれました。

また、寄付をする人々にとっても、
善い行いを重ねて、「徳を積む」ことができる。

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(私も、息子と一緒に、少しながら寄付させていただきました)


「困っているときは、お互いさま」

「助け合おう」

このような、優しい世界 に触れることができて、嬉しく思いました。

非常事態の中も、実に多くのことを
教えてくれて、気付かせてくれる
タイ には、感謝しかありません。

読んでいただき、ありがとうございます。
すばらしい1日をお過ごしください。

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