見出し画像

【アメリカ駐在】ピックルボール日記(バンガー)

今日は週1で参加しているミックスタブルスのグループプレーの日でした。
4ペアが集まり2コートを借りて対戦します。

ペア決めはトランプでジャックからエースまでを赤と黒に分けて男女別に引きます。同じ絵柄の人同士がペアを組み、1ゲームしたら同じコート内でペアを変えて対戦、それが終わると2つのコートで時計回りにペア毎にコートを移動し新たなペアと対戦します。その後はそれを繰り返しながら一周コートを周ります。 

今日は若干憂鬱でした。なぜなら今日のメンバーは私ともう一人の女性、アン以外全員バンガーだったからです。バンガーとはとにかくどこからでも思い切り打ってくる人たちのことを呼びます。Good Bangerはコース取りも上手いので更に苦手です。

ピックルボールのベーシックなストラテジーは
1、サーブはディープに打つ。(打った後も前に行かずその場にいること)
2、サーブリターンもディープに打つ。(その間に走ってキッチンへGO!)
3、3rdショットを打つ。この3rdショットと呼ばれるショットですがドロップドライブの2種類がメインであります。

ドロップと呼ばれるショットはキッチンと呼ばれるNVZ(ノンボレーゾーン)の中にふわりと落とすのが理想ですがこれが難しくついつい高く上がってしまいます。そうすると敵にチャンスボールを与えるようなもので思い切りオーバーヘッドで打たれ、終わります。

それならドライブという回転をかけてネットギリギリの高さに速い球を打てば良いのでは?と、なり皆、ドライブを打ちがちですが、すでにキッチンには二人、敵が立って待ち構えているので敵はドライブをノーバウンスでブロック、またはさらに回転をかけて打ち返して来ます。
ドライブの勢いがそのままあるため自分の打ったドライブを恨めしく思いながら、取れずに終わるパターンがとても多いのです。

3rdショットがとても大切なショットと呼ばれているのはサーブ権があるペアは3rdショットはボールをバウンスしてからでしか打ち返すことが出きないためサーブを打った後もベースラインと呼ばれる後ろのラインに二人とも残っていなければなりません。
早くキッチンに辿り着いた方が勝てる確率が上がるゲーム
なので後ろに二人で残っているサーブ権があるペアはその時点でかなり出遅れているのです。

その時に3rdのドロップショットが活きてきます。このフワッとしつつも飛距離も短くネットを超えてスッと落ちる球が打てると球が敵に届く間に後方にいる二人はささっとキッチンに上がることができ、敵も球をバウンスしてからでないと打てないので(しかもフワッと打っているので球威が弱く相手側のネットに入りバウンスしても低いため、敵は強く打つことができません)時間を稼いで次のショットに備えることができるようになります。🟰勝つチャンスが生まれる。

しかし、ここで相手もさらにフワッとリターンしてくると、こちらも強くは打てません。そうなると、ここからはディンク合戦に入り戦法が必要になりますがその話はまた今度。

この3rdで思い切り打ってくる→打ち返される→オフバランスになりながらもさらにドライブを打ってくる→以下ずっと点がどちらかに入るまでひたすらドライブを打ち続ける人をバンガーと言います。

私はソフトゲームを得意としている(らしい)選手なのでこのバンガーがかなり苦手です。でも試合では本当にバンガーが多いのも事実なので良い訓練だと思い今日は頑張りました。(でもあまり楽しくはない。)

最後に時間が余ったので男女別で試合をしました。唯一、今日のメンバーでバンガーではないアンとバンガー女子二人を相手にし、ディンクやコースを攻めてディフェンスも頑張るゲームをした結果、11−2で圧勝しました。柔が剛を制すとは正にこの事ですね。(本当かな)
最後にピックルボールらしい試合が出来て大満足でした。
バンガーはディンカーに負けるのをとても悔しがる傾向があるのですが、こちらもそうでバンガーに勝てるとかなり嬉しくなります。
アンもニヤッとしていたのできっと同じ気持ちだったのではないのかな。(知らんけど)

今日の気付き
バンガー対策

バンガーが打ってくる時は一歩下がってパドルダウンしグリップはグラグラくらいに弱めるイメージに持つとボールが吹っ飛ばされない。

ボールがパドルに当たったらパドルはほぼ動かさずに前に少し押すと低い球が相手側にかえりやすい。とにかく腕は振らない、動かさないこと。
いい球が返せたら一歩でも前に進んでスプリットステップをし次に備える。

キッチン際で一歩も下がる時間も無いくらい早く打ち込まれそうな場合もとにかくパドルを下に下げてグリップを緩めると良いリセットができたりするのでもう少し自分の意思でできる様になる様、トライしてみる。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?