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舞台「HIDEYOSHI」 #6 芝居稽古

こんにちは。
作・演出の鈴木茉美です。

稽古も終盤に入りました。

今日は芝居稽古についてお話ししたいと思います。


基本的にシーンごとに稽古を行います。


シーン稽古は、ディスカッションからします。

このシーンはどんな場所でどんなことが起こってて、今皆がどんな精神状態にいて、何を把握していて、このシーンを通して何が起きるのか。
役者と話しながらシーンの理解を深めます。


その後、何回か読みます。

好きに動き回ってもらいながら、相手がどんなコミュニケーションを取ってくるのか、渡された相手はどう返すのか、お互いにセリフの確認をしながら対話します。


次にミザンスです。


演出的に、絶対こう動いてほしい、や、このセリフの時この場所でこっちを向いて言って欲しいを伝え、それ以外を一緒に作っていきます。

役者の衝動で動き、それがその役としての解釈と合っているかどうか、確認しながら、理解を深めながら、動きに無理のないように嘘がないよう見せ方も含めて丁寧に繋いでいきます。


シーン稽古が終わると、転換稽古というのを入れています。
シーンとシーンの間をつなぐ稽古です。

どのセリフがきっかけでテクニカルがどうなるのか。
役者はどのタイミングでどこにはけて、次の人たちはどのきっかけで入ってきていつセリフを言うのか、通しができるように全てのシーンを一つにつなぐ作業です。
ここで全員集合するので、前後のシーンの人はお互いの芝居の雰囲気がわかったりします。


そうして通しをします。
今回は、止め通しという、途中で止めながらやっていく通しもしました。

通しのあとは、またシーン稽古や殺陣稽古。
通しの分数によってはセリフのカットもあります。

そうして稽古終盤になると、テクニカル(主に音響)を含めての通しになっていきます。
衣装つき通しもして、ウィッグなどある場合はそれもつけて、早替えは大丈夫だったか、何か気になったところはないか、ポケットがどこにあるといいか、など芝居をする上で通しをして気づいたことを各スタッフさんと話します。


さて。
いよいよ稽古もあと数日です。

美術が少し組まれた稽古場で、最終調整が行われています。

テクニカルが作った世界に役者が飛び込みエネルギーを爆発させ、一つの作品になります。
ぜひ、体感してください。


チケット発売中です。
10年くらい前に書いた作品のセルフリメイクです。
久しぶりの殺陣のあるお芝居。
2023年最後の作品です。

舞台「HIDEYOSHI」公式サイト

2023年12月7日(木)〜12月10日(日)
シアターサンモール
【チケット】(全席指定席)
SS席9,500円(税込)
S席7,500円(税込)
A席6,500円(税込)
学割席4,500円(税込)
※学割チケットは大学生の方までご利用いただけます。ご来場日当日、学生証等の身分証明書をお持ちください。
※学割チケットは来場時に22歳以下の大学生までの方のみ購入可です。
https://t.livepocket.jp/t/hideyoshi2023

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