SEALDsとはなんだったのか?
SEALDs…、2015年に彗星のようにあらわれて、一年ちょいであっという間に解散した学生運動団体である。
久々にその話題が出てきたのでちょっとおさらいしてみたくなった。
奥田愛基くんは、2015年9月に安全保障関連法案を審議する参院の特別委員会で意見を述べるなど、大活躍しとったのに…
猫又BBAの印象…
基本メディアでしか見ていないワシの印象をちょっと語ってみよう。
のっけから、左翼ジジババ~中年の連中に煽られ、お膳立てされた活動家二世の学生らが「ちょっとオレタチ風情」をだすことで、祭りの主人公になった気分に浸ってるんじゃね?くらいにしか思えなかった。
まあ、基本、若者は祭りが好きだ。そういうお祭りに参加するだけ…という層はサクッと離脱しているんだろうが、テレビカメラに名前出して写っちゃうと、離脱もしづらかろう…いや、離脱しなくても生きていける層がやってたのかもしれない。
案の定、あっという間に西早稲田界隈とか、しばき隊とかとの繋がりがわれてきた。
お花畑平和主義
流石にお花畑が過ぎたと思う。
いわゆる「平和教育」どっぷりを、まんま出せちゃうあたり、よく言えば素直でまじめ…悪く言えば鵜呑みにするタイプが多かったのだろう。
サヨク老人の応援歌は誰のためのものだったか?
SEALDsを応援していた個人
・内田樹(人文学者)
・落合恵子(元文化放送アナウンサー)
・香山リカ( 精神科医)
・志位和夫(日本共産党書記長)
・中野晃一(上智大学教授)
・山室信一(歴史・政治学者)
・西牟田祐二(経済学者)
・茂木健一郎(脳科学者)
・小川晃弘(日本学者)
・小林節(憲法学者)
・デヴィッド・スレイター(比較文化論)
・樋口陽一(憲法学者)
・広渡清吾(比較法学者)
・岡野八代(政治学者)
・白井聡(政治学者)
・山口二郎(政治学者)
・雨宮処凛(作家)
・古賀茂明(元経産官僚)
・津田大介(ジャーナリスト)
・坂本龍一(ミュージシャン)
・佐野元春(ミュージシャン)
・後藤正文(ミュージシャン)
・園子温(映画監督)
・加藤シゲアキ(NEWS)
・林飛帆(台湾「ひまわり学生運動」
SEALDsを応援していた団体
・民進党
・日本共産党
・生活の党と山本太郎となかまたち
・社会民主党
・安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合
・オール沖縄
・沖縄平和運動センター
なかなか壮観である。特に共産党と民進党の入れ込みっぷりは、なかなか壮観であった。
「SEALDs 赤旗」で検索すると、ヒット数の多いこと…というのもあるが、民進党に至っては、結党大会の来賓に奥田愛基くんを来賓として呼んじゃってたりしたし、その後も贔屓にしていたようだ。
左派・リベラルのジジババ・おじさんおばさん達は、彼らに「若者人気を取り戻したい」という期待をかけたんだろうね。
これって教育問題?
自由法曹団の堀新先生が、なかなかな梯子はずし芸を見せてくれたが…
これな、SEALDsのメンバーが「自分たちを左派と認識していなかった」としたら、そこで日本の教育の問題が浮上するんですよね。 中学・高校で近現代史なにやってたの?つう問題になる。
日本現代史の基本的な部分すら知らん連中に「おめーらもちっと勉強せい」も言わずに、褒めそやして祀り上げて矢面に立たせてから、使い捨てたと考えると、彼らの周りのいい年した大人達の酷さも際立つというものだ。
せめて学校くらい、ある程度まともであれば(まあ、最低ラインとして、1950年~60年代の野党の趨勢と政治的「対立」の構図くらいを、両側の視点からみるくらいでないと)、親が左翼活動家だろうと、あとから視点の比較とかできるだろうに‥とも思う。
複数の視点をわかったうえで「こっちに振り込もう」と行くならそれはそれでいいと思うんだけど、知らないで「なにもかも自民党が悪い」では、議論のひとつにもなりませんよ。
政治ってのは「落としどころ」が必要なんですから、「声をあげるスタイルを作り出す」だけじゃ、あまり意味をなさない。
その昔の、ゲバ棒もってヘルメット被ってタオル巻いてジグザグ行進していた学生運動も、「運動のスタイルづくり」はしてたんですよね。
流行りのスタイルを真似たアピールだけで「ナニモノカになれる」なんてことはないですね。
梯子を外されたのは気の毒にも思えますが、梯子を外された人らの中で、辛うじて救ってもらえた人と放り出された人という「階級」が発生しちゃったのはどうしてなんでしょう?そこをうんうん唸って考えれば、夢から覚めることができるかもしれませんね。
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