浅草行くなら、老舗「モンブラン」のチーズあふれるハンバーグはいかが?
あー、ハンバーグが食べたい!!!
わたしの『あれが食べたい』スイッチは、だいたい夜寝る前に発動します。
本日のあれ食べたいは、ハンバーグ。
(よーし、明日は土曜で仕事も休みだし、食べに行っちゃいますか。)
もう頭の中は、ハンバーグでいっぱい。
明日、おいしいご飯がわたしを待っている。
そんな幸福感を噛みしめながら眠りにつく夜は、最高に至福のひととき。
早く朝が来ないかなぁ…。
* * * * * * *
目覚めは良好。天気は快晴。
到着しました。台東区浅草。
本日のハンバーグは、浅草にある老舗の洋食屋【モンブラン】さんでいただきます。
週末は行列必至とのことなので、余裕を持って開店20分前に到着。
それでも待ちはすでに3組。
名前を書いて、呼ばれるまで待ちます。
開店時間の11時に近づくにつれ、あっという間に大行列!
後から知ったのですが予約もできるようなので、週末に行く際は予約をした方がいいかも。
わたしは4番だったので、1巡目で無事入店することができました。
早く来て良かったー。
並びたくない方、20~30分前には来ることを強くおすすめします。
店内は奥行きがあり広く、テーブル席の他にカウンター席もあるので、おひとりの方も気軽に入れる雰囲気です。
壁には有名人の方のサインがびっしり。
モンブラン、よくテレビで取材されてますもんね。
ウッド調にまとめられた店内が、妙に居心地がいい。
なんだかなじみの店に来た感覚に。不思議。
来る前に予習としてメニューをチェックしていたので、迷うことなく注文は決まりました。
【濃厚チーズソースのオランダ風のハンバーグ】これに決定。
フランス、オランダ、イタリア…と、モンブランのメニューには国名が使われていました。
つぎ来たときはどのハンバーグにしようかな、なんてまだ食べてもいないのに考えてしまったのは、お隣さんが幸せそうな顔でハンバーグを食べている姿を見たからかも。
待つこと、5分。
あっという間に、ジュージューと音をたてながらハンバーグが提供されます。この待ち時間の短さも人気の理由なんだろうなと、勝手に予想。
ハンバーグの上にはその姿が見えなくなるほど、惜しみなくたっぷりのチーズが!!
鉄板の上でぐつぐつと泡をふいて踊るチーズを見て、わたしの心も踊ります。
そして、同時に漂う少し焦げたチーズの香り。
これは、チーズ好きにはたまらない…。
付け合せはインゲン、コーン、平打ちパスタ。実にシンプル。
ハンバーグの大きさはゲンコツ大ほど。
はらぺこのわたし。
少し小さめかな?なんて思いつつも、そっとナイフをいれます。
ナイフを入れたとたんに、じゅわ~と流れる肉汁。
たっぷりのチーズで隠れて分からなかったけれど、かなり厚みのあるハンバーグです。
最近主流となりつつある、中がレア状態のものではなく、モンブランのハンバーグは中までしっかりと火が通っていました。
いわゆる昔ながらの「洋食屋のハンバーグ」
お肉がぎゅーっと詰まっている断面を確認し、しっかりめの食感なのかな?と想像しながら、さっそくいただきます!
…や、やわらか~い。
口に含んだ瞬間にお肉がふわっとほぐれ、うまみと肉汁がじんわりゆっくりと、広がります。
そしてチーズはこってりとした見た目に反し、さっぱりとしていて、でもクリーミー。
肉々しいハンバーグを、そっと優しく包み込むクリーミーなチーズ。
お互いがお互いのいい所をうまく引き出しているこの掛け合わせは、まさにベストマッチ。
飽きることなく、最後までおいしくいただけます。
…ご飯が足りない!
付け合わせのパスタは、残ったチーズに絡めていただきます。
胡椒を少しかけてもおいしいかも。
特製チーズパスタの完成。
まさに1度で2度美味しい。
うーん、幸せ。
もちろんすべて完食。
ごちそうさまでした。
* * * * * * *
小さいころ、家族でファミレスに行くと、決まって頼んでいたのはハンバーグでした。
あれから、着実に歳を重ねていったのに、やっぱりファミレスに行くとわたしはハンバーグを選んでいて。あの頃となんにも変わらない。
においや音楽で昔の記憶がよみがえるように、わたしにとってのハンバーグはまさにそれで、食べるといつも、幼い頃の記憶を思い出すきっかけとなります。
いつもハンバーグを選ぶわたしに、
「また、ハンバーグ?」なんて少しあきれながらも笑う、家族の幸せな時間がそこには広がっていました。
おいしいご飯は、幸せと笑顔を運んできてくれる。
それは昔もいまも、そして、これからだって。
ご飯を一緒に食べた回数は、幸せを分け合った回数なのかな、と。
そんな風に、わたしは思っています。
さぁて、明日はなにを食べようかな。
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