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【声は人なり】 声と音の専門家 山﨑広子さんのセミナーを開催しました

🌈 唯一無二の声

声と音の専門家 山﨑広子さんのセミナーを開催しました。

僕が運営している『日本語教育 x Well-being』のFacebook コミュニティメンバーを中心に、日本各地、フランス、ブラジル、コートジボワール、トルコ、中国から、ことばと声に関心を持つ方に参加していただきました。

🌈 『声は人なり』『発声は発想』という言葉を知り、声に関心を持つようになり、声をいただくこと、お届けできることの素晴らしさと悦びを感じるようになりました。

そして、日本語の先生に声についての理解を深めてもらい、自分の声、そして向き合う学習者から受け取る声を意識した教育実践を探究していただきたいという想いからこのセミナーが実現しました。

声に深い愛おしさをお持ちの山﨑さんのお話は素晴らしく、声への愛しさを深め、オーセンティックボイスを見つけ、新たな彩りを持って輝くきっかけになる最高のセミナーでした。

🌈【開催の背景】
日本語教師の役割は時系列的に「何をどう教える(学習の管理)」「自律的な学習の支援」「相互学習の場の設計」、そして「学習環境・システムのデザイン」と多様化してきました(古賀ら 2021)。

この変化は、teacherからfacilitatorへのシフトと言うことができるかもしません。そして、生成AIの時代にあっては、学習者と共に創造するco-generator, co-creatorとしての役割が重要になっていくと考えています。

共に何を創造するかという点について最も抽象度の高いものが「幸せ」だと思います。従来の語学教育では何をどのように教え、学ぶかが中心であり、その先にある幸せへの意識が希薄だったと感じています。

そこで、母語話者・非母語話者・学習者・教師という枠を超えた日本語ユーザーが、教室内・教室外を超えたことばの学びを通して「幸せ」を共に創り出す実践を探究しはじめました。

学習者にとっては教師自身が環境であるという視点(高野 2016)から考えると、環境としての自分、つまり教師の「あり方」がこれからのことばの学びの最も重要な要素となると思います。それは、「何を、どのように学ぶ」から、「誰から学ぶ」、そして、「誰と学び成長したいか」という転換を意味します。

この転換において、そして、「声は人なり」と「発声は発想」という観点から、学習者に向き合う教師自身が自分の「声」を理解し、オーセンティクボイスで伝えていくことが重要だと思います。見えない想いを伝えていくことば、それを乗せる「声」についての理解を深めることは、共に幸せを生み出すco-generatorとしての教師としての成長に大切な役割を果たすと思っています。

🌈 山﨑広子さん

音が心身に与える影響を音響心理学、認知心理学をベースに研究。特に「声」と心身のフィードバックに着目し、3万例以上を分析。音の現場を伝えるライターでもあり、取材執筆多数。学校教材も執筆。

「声学(こえがく)」と「音学(おとがく)」の重要性を各方面に提言。また講演・講座、ラジオなどで、声と聴覚、脳の不思議についてお伝えしています。

心身を司る脳に適い、自分の個性を活かせる声=「オーセンティック・ヴォイス(オーセンティックボイス)」を提唱

著書 『声のサイエンス あの人の声は、なぜ心を揺さぶるのか』(NHK出版新書)、『8割の人は自分の声が嫌い 心に届く声 伝わる声』(角川新書)

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