見出し画像

日本美適進化論:性別承認欲求の違い

ご存じの通り、男性にも女性性が女性にも男性性があり、これまで日本経済を支えていたのは、紛れもなく男性性のリードです。分かりやすく言うと「男性は仕事・女性は家庭」という人生の構図が一般的であったように、男性性が強い人が競争力と目的意識を持って成功することで経済が発展してきました。行き過ぎた競争力やマイクロマネジメントにより人のメンタルや健康が害され限界を迎えたことと、自然災害や感染症の流行により働き方を見直すタイミングがおのずと訪れています。日本は少子高齢化による労働力不足で女性も男性優位の業界に進出できるようになりましたが、その受入れ体制は環境整備からの見直しなど始まったばかりです。

画像2

求められている人財供給に制度が追い付いていない業界も多いことでしょう。男女雇用均等法の実現というと固くなりますが、それぞれの特性に関心を持ちまずお互いを知ることからスタートすべきと、多くの人が理解していても、そもそも特性をどのように仕事に活かすのかは明確になっておりません。性の特性を「生物学的な身体の構造の違い」と捉えるのは当然として、男性は男らしく、女性は女らしくという「環境や教育で身に付いた」という考えも同じぐらい支持されているそうです。それは、そうすることで社会でも家庭でも承認されてきたという点ですべて自己承認に由来していると考えます。そもそも男性性や女性性がどのような承認欲求を持っているかを知ることが仕事での協働につながるのではないでしょうか。

画像1

男性は「受容」を女性は「共感」を求めていると言われます。生活環境によって男性性を発揮する必要がある場合、自分が誰かに受け入れられているという実感を持つことでより力が発揮でき、物事を達成することや能力が評価された結果によって自己承認をします。そして結果や成果を与えることが受容され現在の自分の頑張りを100%無条件で受け入れてくれる存在が必要です。逆に、女性性は教育者になる傾向があり、自分自身をないがしろにしても貢献することがありますが、しっかりとその成果を受け取り感謝することで心が満たされ自己承認を高めます。お互いの承認欲求を知ることやお互いの存在あっての成長だと敬意を持つことが鍵となりますね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?