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日本美適進化論:評価思考から抜ける

人が一生で一番多く目にするのは「人の顔」だそうです。リアルに対面しないにしろ、TVでもネットでも人を見ない日はありません。その一番多い視覚情報から何を思考するのかによって、人間関係についてのスタンスが分かります。特に経営者や人をリードする立場ですと、人を評価する前提でコミュニケーションをとってしまうことが、対人関係のいびつな型をつくらないよう、相手を思考せず一緒の時間を過ごすこと自体への心地良さへ感謝したいものです。このコロナはそのようなことすら気付かせるグレートリセット。

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対人関係のスタンスは、仕事の打合せか、面談か、プライベートかによっても違いますが、特に初対面では対人経験などが現れやすい貴重な機会です。相手と前向きに良い関係性づくりの習慣を持つ人は、まず親しみやすい雰囲気づくりをリードします。評価に敏感で常に相手によって自分のスタンスを変える慎重なタイプの方は、その場の空気や相手の様子を良く観察しながら徐々に自分を出していくでしょう。評価する側もされる側も、どちらも評価基準に合わせて行動だけではなく、自分自身の思考も型に沿った仕事習慣がついています。

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これから個性の時代に、型をどう生かして個人の魅力を乗せていくかを楽しんで良い時代です。お互いの個性を活かし合える人間関係を、組織の仕組みやポジションにどのように機能させるかによって、会社も社会も明暗が分かれていくように感じます。この一年間で評価制度も激変しています。過去人物評価だったものが管理しやすい行動評価にシフトしていく流れに限界を迎えていたのか、「評価視点」ではない個性を大切に扱う成長の制度へと新たなナラティブを創れるチームを目指したいですね。

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