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ロムコム観てたら、ビートルズが流れてきたくらい、の期待感で観るべし、映画『YESTERDAY』。


コロナワクチン打って、特に今日はアクティブなことは何もしたくなかったので、何気なしにNETFLIXで見つけた『イエスタデイ』を観る。

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プレビューを何度か見ていて、実は、あまり興味を持てなかったんだけど、頭使わずに軽く観れるものということで。おおまかなプロットは知っていたので、本筋には特にサプライズもなく、ただ、脚本がリチャードカーティスなので、セリフ回しや言葉の選び方を楽しめればいいか、と思っていたんだけど、こちらもかなり期待外れだった。


「もし、ジョンが今でも生きていたら、音楽業界は、もっと言うと、世界はどうなっていただろう」という事を考えた(頭をよぎった)事はあったけど、「もしビートルズが存在しなかったら」というのは、考えたことなかったような気がする。こういう、もし~だったら、というパラレルワールドのストーリーって、境界線が引きにくいよなあ、と思う。ローリング・ストーンズは存在するけど、オアシスはしない(納得)。「B」のレコードコレクションのなかにボウイ、ビーチボーイズ、ベックはある。今、Bつながりで思い出したんだけど、オジー・オズボーンはドキュメンタリーで、「ファブ・フォーに多大な影響を受けた」と言っていたので、ブラック・サバスは存在しないことになるな。そしてギャヴィンのセリフのにはパルプが出てきたので、彼らは存在する。フィクションなので、明確なボーダーラインを提示せよ、と言っているのではないが、ビートルズは大きすぎて、影響力が半端ないから、なんだか中途半端かつ物議をかもす設定だよな。というか、そこは深く考えて観てはいけない作品なのよね。


これは、ビートルズ関連の映画ではなく、シンプルなロムコム、と思って観れば、というか、ロムコム観てたらビートルズが流れてきた、と思えば、まあオッケーかな、と。ただ、エリー役はリリー・ジェームスではなく、エマ・ワトソンかエミリア・クラークがよかったなあ。『時の面影』や『愛の追跡』、『ガーンジー島の読書会の秘密』など戦時中の作品でリリー・ジェームスを見過ぎてしまったからか、なんだかしっくりこなかった。1900年初頭の作品が彼女には似合っているように思う。余談:ロバート・カーライルのジョン・レノン、マジで凄くないか(全然気付かなかった)!?

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先週「イエスタディ」を観た後、エリー役は、リリー・ジェームズよりもエミリア・クラークのほうがしっくりくる、と書いたのだが、なんでそう思うのか悶々としていたところ、#スパイクアイランド をずいぶん前に観ていたからだと、急に思い出し、妙に納得したので胸のつっかえが取れた。

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