私はあなたがわからない。でも、知りたい。(「正欲」を読んで。) #175
今日も、おつかれさまです。スナックまみーのママ、まみーです。
お仕事に、お勉強に、育児に、恋に。
なにひとつ諦めずに、どうにかしたい貴女へ。
まぁまぁ盛りだくさんの試練を乗り越えながら
オンナとしてどうにか咲いてまいりました、私の小話をお届けします。
一度きりの人生、私と一緒に、ひと花、咲かせませんか?
こちらは、各種ポッドキャスト、音声配信アプリでお届けしておりますものの、収録原稿です。
音声ではこちらに少しアドリブが足されていますので、良かったらお好きなチャンネルでお聴きいただけると嬉しいです。
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さぁて
お元気ですか?
私はちょっと先日、定期的なエステに行ってまいりまして〜 顔と首のお肌をバージョンアップしてまいりました。
あのこれ、私が30歳の時から大変気に入って、ヨーロッパから上陸したハーブを使ったエステメニューなのですが
愛知から東京に引っ越しても同じ内容ができるサロンを探して通うほどでして。
お肌をデトックスして、脱皮するとその下のお肌はぴーんとハリが出て、繰り返すとシミも薄くなるというね・・・独特のもの・・・なのですよ。
あのー個人的にはですよ。あくまでも、個人的な実感としては、フォトフェイシャルとかダーマペンあたりのものよりも、気に入っています。
具体的な固有名詞については、オープンチャット「やさしい開花サロン」のメンバーのお花さんたちには共有しているものですのでよかったら覗いてくださいね。
さあそして今日は、
その「やさしい開花サロン」の中で話題になった本で
朝井リョウさんの「正欲」・・・正しい欲と書いてせいよく
この作品に触れたことがきっかけで、ちょっと、発展してお届けしたくなった話をします。まじめです。
そのためには、この正欲という本がどういうお話なのかを、ネタバレしない程度にお伝えしますね。
著者の朝井リョウさんは、30代前半の作家さんですが
朝井リョウさん・・・そうですねピンと来られる方は
2009年、『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞受賞でかなり長い期間、話題になられていたことが記憶にあります。
その、リョウさんが書かれました今回のこの本は、話題を集め、2022年本屋大賞にノミネートされました。
Amazonでの本の概要欄にはこのように書かれています。
生き延びるために、手を組みませんか。
いびつで孤独な魂が、奇跡のように巡り遭う――。
あってはならない感情なんて、この世にない。
それはつまり、いてはいけない人間なんて、この世にいないということだ
――共感を呼ぶ傑作か? 目を背けたくなる問題作か?
絶望から始まる痛快。
あなたの想像力の外側を行く、作家生活10周年記念、気迫の書下ろし長篇小説。
そして、朝井リョウさん直筆のこのメッセージ画像も貼ってありました。
生きることと死ぬことが目の前に並んでいるとき
生きることを選ぶきっかけになり得るものを
ひとつでも多く見つけ出したくて書きました。
そう。
今この世の中で、SDGSと言う言葉が行き交っていてね、その中で、「正欲」とタイトルにもあります「欲」に関することといえば、、性的指向も含む「多様性」がキーワードになっていますよね。
「みんな違って、みんないい。」
・・・とね、この言葉で「マイノリティーにも、メジャーと等しく光を当てよう」
と言うような、社会的雰囲気を感じます。
私も、LGBTQ+、性的マイノリティを積極的に理解し味方になるALLYと言う立場を公言して、勉強会に参加したり積極的に交流を持ってできることを探して、ささやかながらやっているような日々ですが
いわゆるLGBTQ+の+の部分に包括されると言われている
「まだ広く認知されていない、そのほかの」性自認や、性的指向、、
と言う 欲 について
同じ感覚を持つ人、さらにその人とわかりあって友達になれる・・・の確率までいくと極めて低いのであろうと言う 欲 で自分の感情が支配されていたり
またそれに伴って行動にも制約が出ていたりした場合
これ、少しお勉強してみたんですが
せいてきしこう と音で発音すると漢字2種類の言葉がありまして
「性的指向」と(sexual orientation)「性的嗜好」(sexual preference)です。
指し向かう、の方は生まれ持っていることのイメージで
嗜み好む、の方は後天的自発的経験に基づく、で治療の対象となる
その、「異常だ」と線を引いて治療するのは時代でも変わっていく
そうなんですけれども
並べてみるといろんな種類が認識されているので是非調べてみていただきたいなーと思うんですが
話戻すと
自分のことを、先天的だろうが、後天的だろうが、どうやら「めちゃくちゃ異常」らしい、と思ってしまったら。
「みんな違って、みんないい」なんて言う言葉って
どうやって聞こえるんだろうか、と思います。
何の癒しにもならないかもしれない・・・・
もしかしたらむしろ気持ちが沈む言葉かもしれない、ですね。
さらには、
「多様性バンザイ」のライトを当てられるその日が怖くて怖くて怖くて、隠れる場所を常に探し続けるかもしれません。
・・・そう・・・ということで、今日、ちょっと抽象化しますが、
このことをあなたに投げかけてみたいと思います。
あなたは、「自分が到底共感できなさそうな相手の気持ち」に対して、どういう姿勢で生きていますか?
私自身は、これまで性的しこうに関しては、詳しくは今日この場ではご紹介しませんが、それなりに個性を持っていますが
めちゃくちゃ自分が異常である、と、悩んだことは、ありません。
ですから、先ほどみたいな、こんな気持ちかなあ
こういう気持ちになっちゃうんじゃないかとか、そういう想いを馳せること
そして、気持ちに共感することには限界があると自覚します。
ただ、そんな中で、私がとっている姿勢は
これは、偽善でもなんでもなくて
ただ自分の心がそうしたいといっている、みたいな、突き詰めればエゴのようなものだと思うのですが
もし、希少性のあるご自身の性質が原因で
傷ついている、とか、寂しそうにしている、とか
心が泣いている人がいて、そういう人と関わるご縁があったら、
何か、私にできることがやれたら嬉しい、と、やれることを探したいというアクティブコミュニケーションをとっていく、という姿勢で
これから、生きていこうと思っています。
が、本の話に戻りますと
アクティブ、という中で、声を掛ける、一つをとっても
具体的アクションを起こすことに関しては
なんと言いますか、「わかっている」みたいな雰囲気を出したりね、
「いろんな人がいるよね、みんな、ありのままで素晴らしいよね。」
という話を雑にふりかざしたりね。
そこんところを慢心しないで
本当に気をつけよう、気をつけるのも不足するんだろう、その
「私は、常に常に、慮り(おもんばかり)きれない者です。」
というオモリみたいなものを
「正欲」の本を読んで、心にどんと、置いた気分になりました。
私はあなたのことが、わからない。でも、知りたい。あなたという人を、知りたいからよかったら教えて。
基本的にはそういう風に、声をかけていこうかな。
よかったらあなたのご意見、聞かせてくださいね。
ではまた、お耳(お目)にかかるまで
お元気で、おだやかに
お過ごしくださいね。
ごきげんよう〜
オープンチャット「やさしい開花サロン」
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