刃物は人に向けたらいけないと思います。それは多分犯罪です。

刃物!!!!

怖いですよねえ。

怖くない?


眠れないまま早朝を迎えてしまったので
ほんの少しの自分語りをします。


刃物を見るとちょっと怖いです。


自分が持つ分には大丈夫なんですけど、
他人が持っていると怖く感じてしまう。


幼少期。

小学生になる前だったかなあ。

多分私が悪いことしちゃったんでしょうね。

とーちゃんにはさみで指を切られそうになった。

親的にはしつけのような脅しのようなものだったのだろうけど。


当然そこらのはさみなんかじゃ指は切れないんだけど、
私は幼かったから。

本当に切られるかと思った。


はさみの刃と刃の間に指を引っ張られた時、

あーさよなら私の指。

なんて思ったかどうかはさておき
とにかく嫌だ嫌だと泣き喚いた。


相当怖かったんだろうね、今もその時の記憶があるし、当時抱いた恐怖も思い出せる。

刃が指に当たってヒンヤリとした感触を覚えた刹那、
私は
なにもかんがえられなくなって
ただひたすら
「いやだ」
「やめて」
「ごめんなさい」
「もうしません」
これだけしか言えなくて。
パニックだった、なぁ。


こんなことがあって、
私は刃物に漠然と恐怖を抱くようになった。



中学生か高校生か。

もはやそれすら覚えていないんだけど。

なんならそうなった経緯も覚えていないんだけど。

私はかーちゃんに包丁を突きつけられた。

切っ先が、私のほうを向いていた。

かーちゃんは色々と喚いていたのだけれど、
私自身はもう怖くて怖くて!
何言ってたか全然覚えてないし!
というか耳に入ってこないし!


あー私は死ぬのか。

決して冷静ではないけど、何となく悟るような気持ちでそう考えてしまった。


人に包丁を向けるのなんてドラマかアニメの世界だと思っていたよ。
意外とありふれているんだねぇ。


あんまり覚えていないけど
相手はジリジリと近寄ってくるから、
一定の距離を保ちつつ、とにかく宥める。

宥めた結果どうなったかは覚えていないけど、今こうやって呼吸をしているってことは多分宥めるのに成功したんだろう。


かーちゃんに、あの時は怖かったよ〜なんておどけて言ったことがあったけど

「本当に刺すわけないじゃん〜(笑)」

……いやいやいや、それはね、かなり怪しかったよ!?


申し訳ないけど、私はかーちゃんの言葉が信じられなかった…。


その後実際にかーちゃんがとーちゃんの腹を包丁で刺したし。


我が家は修羅か!


思い返してみれば私の祖父母も包丁で刺しあっていた過去があったなぁ。


私は修羅の道を生きる血筋であったか!



そんなこんなで私は刃物に良い思い出がないのである。


冒頭に、刃物は自分が持つ分には大丈夫だなんて書いたけど
改めて考えてみると大丈夫ではない。
抵抗たっぷりである。

ダンボールを開封するときに使うカッターは怖いし、
料理のために包丁を取り出すときなんかは毎度心臓バクバクであった。


冒頭の私は何を思って大丈夫なんて書いたんだろう…。


当然、それ以上に他人が刃物を扱っている時の方が怖い。

その切っ先がいつ私に向くのだろうか。

赤の他人が使っていたとしても、どうしてもそんな考えが頭をよぎってしまう。

はさみ貸してとお願いをして、刃を私に向けて渡された暁にはもう内心パニックなのである。

まぁでもそのパニックを顔に出さない程度には大人になれたかなぁ。



私は刃物が怖くて、できれば刃物を私に向けるなよ!っていうお話でした。

読んでくださりありがとうございます!! ちなみにサポートは私の幸せに直接つながります(訳:おいしいもの食べます)