見出し画像

おうちごはんNo.17|色んな思いが詰まってる。豚カルビ丼



先週鍋で使った豆苗の2世が、出て行きたそうに窓の外眺めてる。



画像1

  旅立つ時が来たようだ。(あの世に)


一本だけ取り忘れられて奔放に育ってしまった豆苗パイセン。
あんたもようやく旅立つ時が来たよ。

画像2

子供がパイセンと呼んで慕ってたけど、いたずらに伸ばして枯らしてしまう方が心苦しいので容赦なく刈り取る。
命をいただくってこういう事よ。


そして、先日のゆずと共に色々入っていた中に、巨大な梨が入ってた。
これは…私の苦手な冬梨(勝手にそうネーミングしてます)では…

画像3

  とりあえず切ってみた。食べてみた。
    うん、間違いなくあやつだ。

私の地元は、全国的には知られて無いけど、県内では有名な梨の産地です。

この梨は、晩秋から出始める長期保存可能な梨。
別名冬梨(勝手なネーミング)

普通の梨は大好きですが、私はこの冬梨がちょっと苦手。

なんか、梨らしい甘くてみずみずしい香りがしないんですよね。


私が苦手なの知ってる母に、

「なんで入れたのー?」

って聞いたら、

「お母さんも苦手だけど、これは甘かったからお前も食べると思ってー。」


     お母さんも苦手だけど

   

   お母さんも苦手だけど


          OKA-SAN MO

   NIGATE DAKEDO



んん?いや絶対いらなかったよね⁇

美味しかったならそちらで食べてくれて良いのよ?

確かに甘いけど、甘さじゃなくて、独特の匂いが苦手なんだよ〜。

もうこれは肉用のタレにするしか無い。

焼肉屋のバイトしてた友達に、タレに隠し味で梨を使ってるって聞いてから、梨がある時は私も使うようになりました。


豚カルビ丼(2~3人分)

豚バラ焼き肉用   270gくらい

長ネギ       1/2本

豆苗        1束分

梨         普通サイズなら1/2個分

玉ねぎ万能ダレ   スプーン6杯くらい         

ごま油       適量

鶏ガラスープの素  ひとつまみくらい

酒         少々

塩         少々

画像4

↑野菜はこんな感じで準備して下さい。

※長ネギの青い部分は飾り用に少し切って水にさらしてます。

※玉ねぎダレがない場合は、玉ねぎすりおろし1/4くらい、ニンニクすりおろし1/4くらい、醤油大さじ4くらいをあわせて加えて下さい。


①ポリ袋に梨をすりおろしたもの、万能玉ねぎダレ、ごま油小さじ2くらいを入れ、豚肉も入れ空気を抜いて縛り、よく揉んで冷蔵庫で30分以上休ませる。

画像5

②肉を漬けてる間に豆苗の準備をする。

耐熱の器に豆苗、ガラスープの素ひとつまみくらい、酒小さじ1くらい、塩ぱらりを入れ、ラップをかけて電子レンジ500wで1分半〜2分くらい加熱する。

画像6

うちはガラスープの素はこれ使ってます。  何にでも使いやすくてお気に入り。

③加熱が終わったら、すぐにラップを外してごま油小さじ1くらいを加え、全体にまぜる。

画像7

こうしておくと緑の鮮やかさが飛ばないです。

④フライパンに漬けた肉とタレを全部入れ重ならないように広げて火を着ける。

画像9



⑤周りのタレがぶつぶつ沸いてきたらネギも加え、肉を裏返して反対側も焼く。

画像10

画像10


⑥ねぎがしんなりしてきたら具をハジに寄せてフライパンを傾けて、タレを軽く煮詰める。

鍋肌に焦げができると思うので肉で拭って全体に馴染ませる。

肉にも火が入れば完成。

どんぶりにごはんを盛り、肉をのせてタレをかけ、豆苗と水にさらしておいたネギをのせる。

画像11

七味はお好みで。

子供の豆苗への思いと、私の苦手な梨をなんとか美味しく食べたい思いの交錯する豚丼完成。


梨のお陰で肉が柔らかく、甘辛い味付けでごはんが進みます。

ありがとう梨。


普段青い野菜好まない子ですが、

「これがパイセン達だね。」って、この日の豆苗はしみじみ食べてました。

学校でも食育体験とかしてるようだし、自分の食べてるものに対して少しは興味持てるようになってくれると良いなぁ。

画像12

     ありがとうパイセン達…






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?