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タイトル未定


右隣の20代ぐらいだと見られる女性のスマホの画面。
Twitterをずっとスクロールしている。
どうやら二次創作が好きらしい。

左隣の人は横目で見るだけでもわかるほどの猛スピードで右や左に指を動かす。
おそらくマッチングアプリだろう。


そんな中私は何をしているかというと、この文章を書いている。

同じ形の、似たようなアプリの入ったスマートフォンを握りしめた私たちは、各々の世界を独自につくり、スマホという媒体の中で生きている。

スマートフォンが、電子機器が、デジタルな時代が来る前はどんな世界だったのか、想像しても今を生きる私には鮮明なイメージはつかない。

だけど、その時代にはその時代の良さがあったことに違いはないと思う。
ただ、今ないものを人は求めるからこそ、『あの時は』『この時代は』と過去や未来に対して幻想や希望を抱くのだろう。






そんな中、私の好きなアーティストの1人であるJJJが、6年ぶりにアルバムを発表した。

JJJ 6年ぶりの3rd album


アルバム名は『maktub』(マクトゥーブ)
アラビア語で『それは書かれている』という意味を持つ言葉だそうだ。

起こりうる物事は、すべて起きるべくして起きている。
それを感じるか感じないかはその人次第である。

と表すこの言葉。

まさに、いまこの世の在り方と人々を一言で表している。


JJJのリリックはとにかく刺さるから、普段聴かないジャンルだと敬遠してる人は特に触れて欲しい。

(刺さると変換しようとした時に佐々木が隣に出てきて私のiPhoneの侵され具合には驚いた)

起こりうる物事は、すべて起こるべくして起こる

ならば今を思い切り生きるしかないじゃないか。

そんな私は今日初めて五重奏を聴いて感動した、この時代、最高じゃないか。

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