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ヨーロッパ照明器具ブランド紹介 -4.Viabizzuno-

こんにちは、現在ベルリンでライティングデザイナーとして活動しいていますmami(@mamichen0929)です。

歴史

今まで紹介してきたブランドと比べると、比較的若いブランドです。創業は1996年、イタリアを本拠地としています。リードデザイナーはMario Nanni氏。歴史の短いブランドではありますが、建築の邪魔にはならず、アクセントとなる洗練されたデザイン性の高いプロダクト、また一方で建築化された繊細なデザインのプロダクトを、共に展開している印象です。

特徴

-洗練されたデザイン
華奢
なデザインのプロダクト、建築空間と一体となるようなプロダクトなどおすすめが絞り切れないブランドのひとつです。

-有名建築家との協働デザインプロダクトが多い
ピーター・ズントーチッパーフィールドなどの海外著名建築家とコラボレーションしてデザインしたプロダクトが多数あります。日本からは隈研吾坂茂などともにグローバルに活躍している建築家が参加しています。


プロダクト紹介

そのデザイン性からおすすめプロダクトの多いビアビッツーノですが、ここでは4つ紹介していきたいと思います。

silère

design:David Chipperfield

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ごくごくシンプルなデザインのウォールライトですが、配光に優れ、グレアレス(まぶしさを抑えていること)でありながらもデザイン性の高いプロダクトはそうたくさんはありません。公式ホームページにも掲載されている以下の写真は、チッパーフィールドが設計した兵庫県の猪名川(いながわ)霊園です。

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candela di vals

design:Peter Zumtor

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建築学生時代、ピーター・ズントーの作品集で何度も参照したテルメ ヴァルスにも使用されている照明です。通常、ペンダント照明は吊り材と電源ケーブルが分かれている場合の仕様が多いですが、これはそれが統一されていてすっきりしたデザインになっていますね。

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catena

design:Mario Nanni

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アーチの回廊が多いヨーロッパならではのプロダクトだと思います。通常脇の柱の上方に極小のアップライトを隠して配置することが多いですが、このプロダクトは隠さずに配置することが逆にライティング効果だけでなく、空間デザインとしての良いアクセントになっています。


men sole

design:Mario Nanni

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私は実際のプロダクトをミラノサローネで見ましたが、将来店舗照明をやる際には是非使いたいと思ったプロダクトです。光がどこから来たのかわからない、このようなタイプの建築化照明は本当にViabizzunoの得意分野ですね。ちなみに、棚の部分は施工後でも高さを自由に変更することができます。


ここでは紹介しきれないほど良いプロダクトが沢山ありますので、是非公式ホームページを覗いてみてくださいね。
では次回は同じくイタリアブランドよりiGuzziniを紹介していきたいと思います!

All photo credit: Viabizzuno
https://www.viabizzuno.com/en/projects/


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mamiobridge@gmail.com

また、日独を拠点とした持続可能な建築や街づくりのためのプランニング・コンサルティング・人材育成会社ASOBU GmbHにてライティングデザイナーとして参加しております。御覧ください!
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https://www.asobu-gmbh.com/

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