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営業用プロフィールに「できること」を書くな[25/100]

フリーランスの方の営業用プロフィールを拝見すると、「できること」が書いてあることがある。

「経営者の方にインタビューをしています」
「バズる動画作成をしています」
「ファシリテーションが得意」
「セミナーでグラレコを担当」
などなど。

何ができるのか、何を経験してきたのかすぐに理解できるので、それは営業用プロフィールとして正しいと私は思っていた。
しかし「できることを書くのは、やめた方がいい」と聞いて、すごく驚いた。これはきっとみんなにもお伝えしたいと思い、久方ぶりにnoteを開いた次第。

この話を聞いたのは、稀人ハンターである川内イオさんが主宰する稀人ハンタースクールの「オアシス会」でのこと。
※オアシス会は、稀人ハンタースクールの同窓会的なものです。

フリーのライターとして、酸いも甘いも知っているライターさんたちが、惜しみなく知見を共有してくれる「雑談」は、学びがいつも多い。
そこで、今後ライターとして健やかに生き延びる方法の1つとして「ブランディング」の重要性の話が出た。

自分をいかにブランディングするかが重要だ。端的に言えば、それが結論。
そのためには、あまり1つのことに絞らないほうがいい。「webライター」と書いてしまうと、webライティングの仕事しか来なくなるように、自分で自分の可能性を狭めないほうがいい、という話になった。

そして出てきたのがタイトルの言葉だ。できることを書いてしまうと、その仕事から広がる可能性を自ら狭めていることになる。だから、プロフィールに書くべきは「自分が何をやりたいか」だと。

自分が何をやりたいかを定め、そのためのキャッチコピーを考える。
そして、なぜそれをやりたいのか、ストーリーを伝える。
キャッチコピーは、わかるけれど、わからない、絶妙なものだとより良いとのことだった。

これこそが、今後健やかに、楽しく仕事をするうえで大切だ……という話を聞いて、イオさんのプロフィールを見る。
キャッチコピーは「稀人ハンター」。わかるようで、わからない。この絶妙さ!さらに続くは、下記の文章。

ジャンルを問わず「世界を明るく照らす稀な人」を追う稀人ハンター。取材を通して稀人に光を当て、多彩な生き方や働き方を世に広く伝えることで「誰もが個性きらめく稀人になれる社会」の実現を目指す。

川内イオさんTwitterプロフィール

何をやりたいのか、そして、なぜそれをやりたいのか、端的に書かれていた。これを聞いていたイオさんご自身も「すごい!」と感嘆(笑)。

本能?でこれを自然にやっているイオさんには驚かずにはいられない。それを分析し、惜しげもなくみんなに教えてくれる明夢さんも愛情深くて感動してしまった。

自分の叶えたいことを、口に出す。プロフィールに書く。それを北極星として、自分の行動を寄せていく。
すると、理想の仕事が引き寄せられる。
もちろん、そうじゃないこともあるだろうし、ままならないこともあるけれど、きっとこれは「やりたいことを叶える」ために必要なこと。
言霊って、こういうことじゃない? と思い、私もこれからプロフィール文を見直そうと思います。


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