出し切って空いた余白が必要だ[61/100]
今日のさとゆみさんの24時間限定エッセイ『今日もコレカラ』のテーマは“自分のことを書く時のテーマ選び”についてだった。
ずっと書くために、書き続けられるために、何を素材とするか。自分の人生を素材とすると、切り売りす流しかない。自分の視点や視座を変えることで切り口をどんどん変えられる素材の方が、サスティナブルだ、という話。
でも。とさとゆみさんはいう。
出し切ると、書けなくなるのだろうか?
この問いに対し、全部出し切った後にこそ、新しいものが入ってくる、とさとゆみさんはいう。
歳を重ねるごとに、欲しいものが「余白」とか「暇な時間」という「何もしないこと」になっていった。
若い頃は「あれもやりたい、これが欲しい」と言っていたのに、今は「何もいらない」。
余白、余裕こそが、日常を豊かにしてくれると気付いたから。余白がなければ、新しいものが入ってこない。
仕事のボリュームを落とした時、ライティングゼミに入ろうという気力が湧き、新しい扉が見えた。
ここで、「出し切る」のキーワードの大きさに気付く。
後悔のない余白の作り方は「捨てる」「我慢する」のではなく「出し切る」ことだと、さとゆみさんは言っているんだ。
出し切って、空いた空白にこそ、新しい次の何かが入ってくるのかもしれない。
だからいつも「やり切った」と思ったあとの人生は、楽しいんだ。
ちゃんとひとつひとつ、やり切れる人になりたい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?