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「精神と時の部屋」は自分でつくれる…のかもしれない[34/100]

時間の流れる速さは、どんな時も同じだ。物理的には。
だけど体感はそうじゃない。

昨日、ある課題のためにうんうんと考えている2時間は一瞬だったが、先週の2時間にわたるミーティングは4,5時間くらいに感じた。

ライターの師匠であるさとゆみさんは24時間限定公開のコラム『今日もコレカラ』の中で「時間は収縮し、増幅する」と言った。

高速の乗り物の中では、人は時間をゆっくり感じるという。たしかに、本を書くことは、何十年分の思考を高速で出し入れすることに近い。
かと思えば、涙がこぼれて地面に落ちるまでのわずかな瞬間を、何時間も見つめながら書くこともある。
時間は収縮し、増幅する。

#本を出したい 【さとゆみの今日もコレカラ/004】

「本を書くこと」で時間の進むスピードをコントロールして、時空を超える体験をしているさとゆみさん。まるで「精神と時の部屋」みたい。私は時間が収縮し、増幅する体験をしたことがあるだろうかと考える。

転職すること、新規の仕事の担当になることが私にとっては時間を収縮し、増幅する体験だったなと思い至った。

数年後の目標のためにコツコツと努力することが苦手だ。むしろ、目の前に越えたい壁が明確にあった場合は、どうにかして越えようとする性格。準備万端に整えてから挑戦するのではなく、挑戦してみようとした結果出てきた課題をひとつずつ解決するタイプだ。

2023年、私は初めて自分に「投資」した。10か月にわたり受講していたライティングゼミ(3つを10か月で並走)の最終授業が終わったとき、マラソン後のように体に力が入らなくなった。久しぶりの学びの場と、毎回もらう課題、赤入れは、私にとって「明確な壁」だった。この10か月はそれまでの10か月よりも時空を少し超えていた気がする。

ライティングゼミでもらった赤を、私はまだ消化できていない。咀嚼して、自分の血肉にする体験こそが、次の私の課題。この課題で、時空は越えられるかな。

時空を超えるためにも「書いて書いて、書きまくれ」By近藤康太郎先生、しかない思い、今日も頑張って書きました。


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