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そっか、おかしかったんだ。

先月結婚しましたが、それを機にまた色々な気持ちの変化があり最近また母と娘の本を読んでます。

写真の本は2年くらい前に読み始めたもので、自分の中でその時は色々と上手くまとまりがついたので途中で放置していました。
それがまた今、急に読みなくなって。

そしたらねー、また発見があったんです。
ただ内容が内容なだけにここに書くかちょっと迷って、暫く記事を保存してました。
が、やっぱり上げてみよう!と急に思い立ち、また書き始めています。

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正直私は母が怖い。
とにかく怖い。
「お母さんの〝何が〟怖いの?」
と訊かれても明確に答えは持ってません。
けれど、怖いものは怖いんです。
ただ漠然と母に対する恐怖心があります。

その恐怖の原因のひとつが分かりました。

本のある部分を読んだ時に「おや?」と思って夫に「ねぇねぇ、小さい頃こんなことあった?」って訊いてみました。
そしたら「えーっ?!ないよ!!」と驚いた反応。

それは躾と紙一重。
暴力です。

私が母に怒られる時は常に一方的。
全て私が悪くて母は正しい、と言われてきました。
そして母の怒りが酷い時はビンタは当たり前、叩かれて床に倒れ込む私は蹴られるは頭に足でグイグイやられるはそれはそれは今考えると恐ろしい。。。
ただ、それが母に怒られた時当たり前に行われていたことなので、何も疑問に持ちませんでした。

ところが本に「例えば母親が一発殴ったことに対して子供が訴えたとします。」とゆう一文があって「え?たった一発殴られたことを親に訴えることが許されるの?」と思ったわけです。
そして、先程の夫との会話に繋がります。

私の子供時代を聞いて夫はビックリ!!
私もビックリ(笑)

「そりゃぁね、多少はあるよ。でもそれは度が過ぎてる。」

話してると色んな記憶が蘇ってきて……。
そういえば父がいる所では絶対に殴る蹴るはないんです。
「仕事で疲れて帰ってきたお父さんの前で喧嘩はしたくない。」と言っていました。が、それ、違うよね?
本音じゃないよね?
ヤバイって分かってるんだよね?
自分を守りたいんだよね?
って、あの頃の母に言いたい。

とにかく母には言い返せない。
例え言っても否定される率99%。
何をやっても否定され、初めて母の日にカードを書いて渡したらそれすらも「雑!」と否定され、少しソファでゆっくりすれば「そんな事してていいの?!」と急かされ。
何かする度全部否定され、怒られれば殴られ蹴られる。
一番ひどかったのは……包丁向けられたこともありました。
さすがにコレは1回だけだけど。

だから、もう無意識に「怖い」が刷り込まれてるんだなーって。
今ようやく気付きました。

そうすると全部また繋がってくる。
ピアノを売ったことを(そもそもピアノの先生辞めたことも言えないでいる)言うことを想像すると、想像の中で私は母に殴られ蹴られ母は泣き叫びます。
「あんなにお金かけてやったのにその恩を忘れたのか!」
「お母さんがこれだけやってあげたのにあんたは親の気持ちをひとつも分かってくれない!」
「何のためにお父さんが必死で働いてきたと思ってるの?!」
「誰のためにお父さんとお母さんが……」
言われることすら想像できる。
それ以外の想像が出来ない。

もちろん、母ももう歳です。
殴ったりする体力はないかもしれないし、最近の私の変化に何か思ってることもあるのかもしれない。
ただねー、最近話してても〝根本的な部分〟は変わってないなって感じることも多くて。
そうするとやっぱり言えないのです。

いつかは何かのきっかけで言おうって思ってたけど、最近は怖いなら無理して言わなくてもいいかもしれない、と思ってます。
言えると思ったら言えばいいし、怖いなら言わなくていい。

人生の主役は私。
自分がどうするか決める権利を持ってるのは私だけ。
母でも父でも夫でもないんです。

まずは、客観的に昔の自分と母の関係を見ることが出来るようになったので、あの頃の心の叫びを私自身で撫で撫でして癒してあげようと思います( *´꒳`* )

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