ビジョンを持つ人間は孤独。ドラマ「同期のサクラ」感想


久しぶりにドラマをリアルタイムで見た。

2019年秋ドラマ「同期のサクラ
一言であらわすと
「ビジョンを強く持つ人間って、孤独だ」
実感させられるドラマだった。


主人公のかかげる夢(ビジョン)

主人公の北野サクラは、3つの夢があって
それをドラマ内で繰り返し述べている。

サクラの夢
・故郷の島に橋をかけること
・一生信じあえる仲間を作ること
・その仲間とたくさんの人を幸せにする建物を作ること

この夢にむかって、
サクラが同期たちと時に挫折し、
もがきながら成長していくドラマ。

それがとっても面白いんだけど
終盤ちょっとモヤッとな展開に…


仲間と言いつつ突き放してくる同期たち

最終回、会社を良くしようと必死に頑張るサクラを
同期たちが全力で否定しに来る。
それが結構ショッキング。

たしかにサクラのやり方はよくなかったかもしれない。
リーダー経験がないのに
いきなり大きなプロジェクトをまかされちゃったから
メンバーの気持ちを考えられてなかった描写が明確にある。

でも、同期は彼女を非難しないでほしかった。
サクラがみている夢、ビジョンを知っているからこそ
フォローしてほしかったし、できなければせめて応援してほしかった。

それを、仲間であるはずの同期たちが


「みにくいアヒルの子が白鳥になったとたん本性表した感じ。」

って言うなんて。

結局彼らにとってサクラって都合の良い存在じゃん!
とその後いくら仲良し描写をされても引いてしまった。。

サクラは、空気の読めない子じゃない。

そもそも彼女は作中空気が読めない子扱いされるけど
・同期たちの励まし方が下手でも愛想笑い
・転職がうまくいかなくて地元に帰ろうとする時も嘘をつく

と、周りの感情を考えて行動ができる人

それでも終盤まで、「空気が読めない」って言われているのって
サクラにとっては、

「夢」と「それを一緒に叶える仲間」がなによりも大切だから。

要は周りが5階建ての建物だとしたら
一人だけスカイツリー並みに高い視座で物事をみてる

画像1

その視座のズレに気づけていないから
周りと温度差が生まれてるだけ。
それだけなのに孤独になってしまっているのが
本当にもったいない

同じ視座で物事をみて語り合える仲間がいれば、
彼女ももっと力強く前へ進めるんだろうけど
作中で、同じ視点に立とうとしてくれる仲間に
サクラが出会えなかったことは寂しい。

孤独を超えたサクラが、仲間と出会えますように

同じ夢・ビジョンを描き隣にたってくれる仲間とは出会えなかったけど。
それでも前に進み続けたサクラは、本当に強い。

そんなサクラや、サクラのように夢をもち突き進む人が
孤独を乗り越えた先で、同じ景色を目指せる仲間を見つけられますように。

そう思わず祈ってしまったドラマでした。

難しいこと言っちゃったけど

高畑充希かわいい。
基本みんなかわいくてかっこよくてただ眺めてて楽しいドラマでした。

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