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【出産レポ】無痛分娩つぶやきまとめ(1)

ここから始まる一連のツイート群は、2018年の12月27日から28日にかけて、私が無痛分娩で息子を出産した際、誰に宛てるでもなく呟いた言葉たちである。

ちょうど、無痛分娩にまつわる悲しいニュースが界隈を賑わせた時期でもあった。
「麻酔」という医療行為を必要とする無痛分娩を、自然分娩に比べて危険な出産方法だと思う人も当然いるだろう。
でも、でもでも、無痛分娩にまつわる当事者の一人として、これだけは言わせていただきたいのだ。

私、無痛じゃなかったら産めなかったわ。

「ギブアップ!!」と叫んでタオルを投げ込んでた自信ある。
そしてそれができない現実に絶望して、子どもを産むことを決めた過去の自分に憎しみすら覚えていた可能性が高い。

もちろん、世の中には自然分娩でたくさんの子どもが生まれている。
でも、私は無理だ。今後も無理。100パー無理。無理無理無理。

あと、追加でこれも言わせてほしい。

自然分娩も十分危険だから!
自然だろうと無痛だろうと帝王切開だろうと、出産という行為自体どれを選ぼうと命がけだから!!

もし今、ニュースを見て自分の愛する妻や娘に出産方法の制限をかけようとしている人がいるならば、私は言いたい。命をかける方法くらい、本人に選ばせてあげてくれ、と。


慣れない育児にあわあわげっそりしているうちに、いつの間にやら息子も生後一か月を迎えてしまった。
偏った意見だと思われることは百も承知で(無痛以外経験していませんしね)、記憶が鮮明なうちに、「私」の経験をまとめておきたいと思う。
迷える誰かのお役に立てれば幸いなのだが。

***

ちなみに、冒頭のツイートは入院前日に呟いたものだが、既にナーバスが極まっていることがうかがえる。
どれだけメンタルがやられていたかというと、この日、生まれた息子に会えないことを想定して息子宛の手紙を書いた。封筒に入れたその手紙を何度も取り出しては読み返し、そのたびに涙を落とした
この時期、産前うつがひどく、夫が隣にいないと寝られない、という日が何週間も続いていた。末期である。

いろいろな人に「産後はもっとやばいから」と脅され怯えていたが、メンタル的には今の方が落ち着いているということを報告させていただく。

(2に続く)