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ワンオペワーママが30時間でキャリアコンサルタントに合格した勉強法

夫が単身で海外転勤してしまったので、私は2児のワーママをしながらキャリアコンサルタントの勉強をしなければなりませんでした。

けれども、私は一発で合格する必要がありました。なぜなら、その試験の一か月後に私も駐在に帯同することが決まっていたからです。


圧倒的に時間がない。受かる自信もまったくない…ッ!


それでも、(後で雇用保険から戻ってくるとはいえ)講座に30万も費やしたのです。受かるしかない。


仕方がないので、かなり端折って、時短勉強をしました。

この記事のタイトルには勉強時間を「30時間」としていますが、手元のアプリに記録していた勉強時間は18時間ほどであります。



記録漏れがあるんだと思う



それで、私はどうなったか。結果を見てみましょう。



30時間勉強のわりには、なかなかではないでしょうか…!
とにかく、私は一発でキャリアコンサルタント試験に合格したのです。


自主ロープレ練習も一度も参加できなかったけど、全部A評価だった……!(うれしい)

この記事は、私と同じく「誰かのケアをする必要があるため圧倒的に時間が足りないが、なにかに挑戦したい!」と思っている方を鼓舞するための記事です。

(思い出したくもない)当時の記録を呼び覚まします。


俺の屍を越えてゆけ……!




試験内容の把握

キャリコンの試験は、以下の構造になっています。


  • 直近の労働関連調査に関する設問

  • 理論・人名

  • カウンセリング手法

  • 法規

  • 直近の労働環境に関する設問

  • キャリアコンサルタントの活動・倫理



過去の学科試験を解いてみて、苦手分野を把握しておきましょう。

過去問は、CC協議会/JCDAの各公式サイトに過去3年分格納されています。無料で利用できます。


理論・人名を紐づける

私は暗記科目が苦手だったので、理論・人名の理解には苦労しました。
キャリアと言う概念の発祥自体が近年なので、誰が誰に影響されてこういう理論を唱えた……という相関図が複雑になるからです。
そこでオススメなのは、まとめ一覧をつくること。


私はNotionというサービスを使っていました。


こんな感じでまとめました


「スーパーは発達段階を5つに分けた」など、数を問うてくる設問も多いので、「発達段階」には【5】など、数も記載しています。

中身を覚えきれなくても、数だけは最低限覚えます。



会社のコンプラ研修・新聞を読む

直近の労働関連調査や労働環境について、厚労省の各種白書・資料を読み込む時間がありませんでした。

しかし、私はなぜだかこの分野の問題が得意でした。それは普段から、会社のコンプラ研修や新聞で労働情勢を把握していたからだと思います。


女性の社会復帰の傾向は? 高年者も働きたいと思っている? なにをモチベーションに働いている? 正社員とそれ以外で変わるものがある?


労働関連のニュースが流れたとき、「今はこういう流れが来ているから、今度からこうなるはず」といった自分なりの考えを持っておくのも良いでしょう。

そうすれば、初めて見た設問でもなんとなく解答できます。


過去問を解く

テキストを読む時間がなかったので、とにかく過去問を解きました。

過去問をプリントアウトし100均のバインダーで管理していました。


キャリコンの試験は4択問題です。
この4択の、正解部分・不正解部分を説明できるようにします。


著作権の関係でぼやかしています


わからなかったら、ここで初めてテキストを開きます。


私は時間がなかったので、理論がまとまっているテキストを購入しました。


初めて知る情報は、先ほど作ったNotionのまとめにも追加し、抜け漏れがないようにします。


論述もひたすら過去問

論述問題は35点を超えると一安心、と言われています。

私はnoteを書いているくらいですので、書くことは結構得意です。なので、論述問題は過去問を解くのみにしました(その分学科に費やした)。


一発目の過去問練習は、赤字ばかりでしたが、


三回目にもなると、自分でも納得の文章を書けるようになりました。



意識したのは、以下三点です。


  • 「主訴・事実・気持ち」を把握する

  • クライアントに不足しているものの類型を覚える

  • 学んだ理論・手法を交えて展開する



個人的に「これこそ教えてほしかった!」というのは、二番目の「不足しているものの類型」を把握することです。

クライアントは、なにかが不足しているがために偏ったモノの見方をしており、それにより視野教唆に陥っている可能性が高いです。

それがなんなのか。
自己理解なのか、仕事理解なのか、思い込みなのか……

過去問を解けば、なんとなく「クライアントに不足しがちな類型」が掴めて来ると思います。

それを自分の言葉で書けるように練習しておきます。

あとは、巷で話題の「文字を小さく書く練習」も同時にしておいたほうがいいと思います(こそっ)


面接対策はYoutubeと市販本で

完全ワンオペワーママである私には、自主ロープレに参加する時間が一切ありませんでした。

これは、周りをうらやんでも仕方ないことだと自分に言い聞かせました。

自主ロープレには参加できなかったけど、参加してきた人に負けないくらい良い面接にしてみせる…ッ!

燃えるが勝ちです。


さて、今は良い時代になりました。Youtubeでロープレ動画をあげてくださる方がたくさんいます。

その動画を見ながら、自分がキャリアコンサルタントになり切ってロープレします。

すると、動画のお手本の良い点・悪い点がわかってきます。それを取り入れるのです。

また、面接に関しても市販本を購入して対策しました。

🔽CC協会版


🔽JDCA版



どのパターンでも自分なりの解答を持っておく

論述・面接はとにかく数が大事です。
どのパターンが出題されても、自分なりの解答・話の持っていき方を得ておきましょう。



  • 学生の就職

  • 若者の転職

  • 女性のキャリア(妊娠・出産)

  • パートか正社員か

  • 役職定年



いま私が思いつく類型は上記ですが、これから先、課題の発生に伴ってこれら以外の新しい類型もあらわれるかもしれませんね。


自信を持って会場に行く、最後まであきらめない

一番大切なのは、「私ならできる!!!」と思って会場に行くことです。


応援してくれた家族、子ども、そして私の将来……


そのためにもここで落ちるわけにはいかない、という強い気持ちをもって試験に臨めば、きっと良い結果につながるでしょう。


みなさんのサクラがサクことを祈っています。





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まみ┆キャリアコンサルタントな駐妻
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