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妻の役割?

平日は、仕事を16時過ぎに切り上げてこども園へお迎えに行き、帰宅して夕食を食べ、身の回りの片付け、風呂の準備、息子と遊んだり勉強したり、で、あっという間に20時くらいになる。そこで、でっかい子ども(夫)が帰宅する。

それを見て無意識に、ご飯を温め直し茶碗としゃもじを持ったところで、立ち止まった。え、、、今無意識にやってた。。なぜ毎日私がここまでしなきゃいけない?

夫は、席に着いたり、今日のご飯何?と聞いたりするわけではなく、汚い服のままソファに寝そべったり、延々とスマホを見ている。で、食卓に私がご飯を置いて呼んだところで、ようやく「はあ~~」とかため息を漏らしながらやって来る。

後のことを何も考えずに切りの良い所まで仕事をして、帰宅してごろごろしていると夕飯が出てくる。掃除と洗濯もしなくて良い。日用品や食材の買いだしも心配する必要はなく、息子の送り迎え、栄養面を考えた朝食と夕食、ご褒美に与えるおやつやおもちゃ、全部、考えを巡らせる必要はない。
そんな風に生活していて、なぜ自分が贅沢者だと気づかないのだろうか。そして、どれだけ妻に体力的・精神的に負担がかかっているのか、それを効率よくこなしているのか、思い遣ることはできないのだろうか。

一度、息子が1歳くらいの時に、私が日々こなしているタスク一覧を書き出して、夫に見せたことがある。「ふーん。で、俺は何を手伝ったらいいわけ?」といわれ、この夫を選んだ自分を心底恥じた。見下されていると感じた。このタスクに加えて仕事もしているのに、やりたい人、やることが出来る人がやれば良い。俺は出来ないから関係ない、と思っているようだ。

言ってしまえば、この相手を選んだ自分が悪いし、夫は自分を映す鏡ともいう。結婚は自分には向いていなかったなと思うし、この先何十年と顔を合わせなければならないことに絶望することもある。一般的に「妻の役割」と言われるようなものを自ら率先してやってしまう自分が悪いとも思う。本当の自分が失われていくのがつらい。こんなこと放棄したいと思ってしまう。「こっち向いてよ向井くん」でマミちゃんが抱える気持ちとすこし似ていて共感した。

あくまで私の場合だが、結婚するなら、自分の足で立ってしっかりと生活ができる男性とした方が良いし、週末婚ができるような相手の方が充実した人生を送れたのではと思った。なかなかやり直すのは難しいけれど。


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