試合前日

明日、息子は試合がある。
初めての２日間の試合
初めての前後半のある試合

大体、試合前日の夜ご飯は決まっていて
それを食べ
大好きな選手のプレー映像をみて
モチベーションをあげる。

そして大体なかなか寝付けない(笑)

そんな息子を横目に
試合の時だけは私が準備をする。
私の中での願掛けでもある。

どうか、怪我をしませんように。
どうか、サッカーができますように。
どうか、1つでも多くの笑顔を見れますように。
どうか、どうか…。
何か一つでも今までの息子が報われますように。

3年生になってから
たくさん悩んで悔しい思いをして
誰よりも行動にうつしてきた息子。

【楽しくサッカーしたい】

たった一つのその思いのために
スクールやドリブル塾に参加した。
目立つようなタイプじゃない。
自ら前へでるタイプでもない。
だから新しい場所にいくというのは、すごくパワーがいること。
その勇気を出した息子だけが得られている経験。

4月の息子と比べると
私には別人のように見えている。
でも、確かに息子だ。
しっかり着実に息子らしく成長している。

もしかしたら、このチームで試合に出るのは最後になるかもしれない。
(人生何があるか分からないからね。)

そう思いながらいつも試合に必要なものを準備してゆく。

サッカーを始めた頃を思い出す。
保育園のサッカー大会。
背番号10。キャプテン。
もうサッカー嫌いになるんじゃないかってくらい負け続けて、試合の合間に泣いて。
最後の試合0-0でPK。
3人のキッカーのトップバッター。
しっかり決めて初めての勝利。
息が止まって心臓飛び出るかと思うくらい緊張した、私が(笑)
初勝利の後、その日一番の笑顔で
｢サッカー楽しい！｣
と言い放った息子の姿は一生忘れない。

シーバー病の症状が酷くて約1ヶ月間練習が出来ないまま迎えた試合もあった。
とても苦しい１ヶ月だったとおもう。
誰よりもサッカーがしたいのに出来ない。
なのに、サボってるなんて言われる。
なら変わってよ。って何度も思っただろう。
それでも折れずに練習に行き続け
試合当日は誰よりも楽しそうに走ってた。


乗り越えようとするとき、
いつも側に大好きな和樹選手や憧れの選手の存在があって
いつも支えられて
一人じゃないんだって強くなれる。
いつも一緒なんだ。
共に闘ってるんだって苦しいときほど前を向く。

まだまだきっと
すぐ目の前に乗り越えたり蹴破ったり
考えて決断していかなきゃいけない壁はある。


でもまずは明日、明後日。
息子が怪我なくピッチにたてますように。
キラキラ輝く姿をこの目に焼き付けたいと思います。

息子よ。
頑張る君は世界一かっこいい！