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9月26日 ”土日をこう過ごした”の一例。銀座伊東屋でオリジナルノートと革カバーを購入。その他文房具趣味雑談(画材屋オリジナル商品考)。

今朝の体重63.1kg、体脂肪12.2%。
引き続き体脂肪高め。昨日は2時間半ほどジムにいたが、今後はバルクアップをすこし考えていきたい。

ジムに行った翌日の体脂肪としてはイマイチで気分が上がらなかったのだが、理由を一晩寝ながら考えたが、多分昨日は軽めの重量中心で、高重量で限界まで追い込まなかったことが理由かもしれない。
理由が見えてきたのはよかった。今後また対応を考えていこう。

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昨日は久々に銀座に行った。神保町から日比谷公園内の図書館近辺で自転車を止めて、そこからあるいて銀座の伊東屋にいったのだ(電車賃ゼロ!!謎の達成感(笑))。
私は文房具好きで、今までいろいろ買ってきたが、伊東屋オリジナルという文房具群がなかなかいい。
ヘビーローテーショントップは、シャーペン。金属(真鍮)の細めの軸が持ちやすくて、エスキースを描くときはいつもこれを使っている。

ヘルベチカと名付けられたシャーペン。アマゾンでも買えて1100円。
塗装はつかっていると取れてくるが、機能は変化なし。
2-3本常備している。



今回は、伊東屋オリジナルのA6(文庫本サイズ)のノートと革製カバーが目的であった。
きっかけは先日ご紹介した、近藤康太郎氏の「百冊で耕す」である。


百冊で耕す〈自由に、なる〉ための読書術

作者:近藤 康太郎
CCCメディアハウス


この本で開陳された氏の読書術で、銀座伊東屋の縦15cm横9cmのノートに、モンブランマイシュターシュテックの万年筆にて読んできた本で気になった箇所を抜き書きしている、というものがあった。
そういう抜き書き帖が、100冊程度溜まっており、そのノートがとても大切であること、横に並べてもそれほどかさばらないこと、などが書かれていた。

実は私も似たことをしていて、読書しながら気になったフレーズは都度100円ショップで買ったバイブルサイズのバインダーに書き写すことにしている(余談ながら100円ショップで最近バイブルサイズリフィルを見かけなくなった。このサイズのバインダーを使う人が減ったのだろうか。仕方なく最近はA4のコピー用紙をサイズに合わせて切った。留守宅に帰ったときに持っている穴あけ器で穴をあけようと思っている)。
私は本に線を引けないタイプで、あとでまとめて、ということができない。結果的に都度書き写すこととなる。けっこう続いており、もう何年になるだろうか。
日記替わり、いつこの本を読んだということがわかるはずだ。あまり読み返すこともないが、1年位してパラパラ読むと全く忘れている。
将来は暇なとき読み返そうと楽しみにしている。
で、そうした抜き書きのなかからの”抜き書き傑作選”あるいは”抜き書き上澄み帖”というような感じで、実は同じく100円ショップで買った文庫本サイズのノートにちょこちょこ書き出していた。
こちらはどちらかというと、長めの抜き書きであったが、それとは別に近藤氏方式を採用したいな、と思ったのだ。
幸い、文豪が使っている、という惹句に惹かれ(?)マイシュターシュテック万年筆は昔相当無理して購入した。最近あまり使っていないが、メインで使う理由ができると楽しくなってくる。

これは元来の私の文房具好きが影響している。私は基本地方住まいだったので、伊東屋オリジナルを実物を見て購入することが結構大変である。シャーペンは名古屋駅の東急ハンズで昔発見して購入したが、同じく伊東屋オリジナルのファイル(作った版画などを入れる)もこの前行ったら結構品数が少なくなっていた(東急ハンズ、経営母体が変わって苦しいのかなあ?)。
で、ノートはLIFEのNOBLE NOTEを奢っている。


昔は仕事で使うノートは安い方がと思っていたが(消耗品だし)、日々接するものなので、すこし高くても、とこのノートを使っている。
あとはスケッチやスクラップブックはモレスキン。

こちらはもっと高いが、基本永久保存のつもりで買っている。絵のスケッチや資料類はずっと使うので、堅牢な外皮も相まって、気に入っている。

つまりは結構”ノートフェチ”なのだ。
そこでいままで知らなかった”伊東屋オリジナルのノート”の情報を得たので、これは現物を見なければ、と思ったのだ。
多分地方では見たことない。一度存在感を把握すれば、あとは伊東屋の通信販売もある。
銀座は天気が良く、歩行者天国では外人観光客が写真を撮りまくっている。体感外人率50%。
伊東屋も久し振り。基本つい買ってしまうので、最近はなるべく本屋や文房具屋へはなるべく行かないように頑張っているのだ。
午後3時の伊東屋も大混雑。ここは安価で種類豊富、品質の高いジャパニーズ文房具を土産に買おうという外国人観光客の人々で、その率は推定70%!。

5階(たしか)の”work”のフロアでお目当てのノートを発見。近藤さんの本では15cmX9cmとなっていたが、ぴったりのサイズがない。一番近そうなサイズがA6,
文庫本サイズである。まあ、全く同じにしなくても良くて、自分で使いやすければいいわけなので、すこし悩んだ末罫線付のものを購入することにした。770円(税込み)。

モレスキンのポケットサイズだと、近藤さんがおっしゃるのと近い14CMX9CMのポケットサイズが存在する。

価格と継続性を考えると、モレスキンで継続購入はちょっと厳しい。伊東屋ノートは770円と決して安くはないが、長期保管を考えると丁度いいかもしれない。

であとは革カバー。購入したタイプはアマゾンにはなかったが、同じく伊東屋オリジナルのロメオの以下のタイプと、別のタイプ(約4000円弱)があった(ロメオは6600円)。

近藤氏の本では、別タイプのものは一部販売終了(きっちりと革を合わせる製造者がいなくなった)というようなことが書いてあったが、確かにダークカラーのものは”販売終了”となっていた。

だが私は数多くのオレンジ盤面のダイバーを集めているオレンジ偏愛者だ。オレンジタイプはむしろダークカラーがあっても選んでいたかもしれない。

ということで、オレンジタイプのものを購入。

家に帰って嵌めてみると、まさにぴったり。一瞬入らないかと思うほどのピッタリ寸法であった。
たしかにこの精度で革製品を作ることは並大抵のことではない。
クラフトマンシップを文房具で感じることがあるが、ここでも感じた。
(前に感じたのは、文房堂オリジナルノート。こちらも制作者が数を作れないということで、値上がりかつ確保困難)


これは装丁師 恩田保則氏とお会いするご縁があり、文房堂に納品した、ということをお聞きして走って購入したものだ。
昔ながらの「帳簿かがり製本」が採用されており、”ノート本文の前後に見返しを作り、前見返しと後ろ見返しをそれぞれ前後表紙の裏全面で糊付けするという、現代のノートでは見られない製本でさらに強度を増しています。”ということだ。

また、背表紙も”現在ほとんどのノートは紙製クロスを使用しておりますが、 本製品は、現在は製造場所やその数量に限りがあり、手に入りにくい 丈夫な布製の本クロスを使用しております。紙クロスには無い独特の 光沢・立体感と肌触りが特徴です。永く使うほどに風合いも変化して行きます。”ということ。

もったいなくてなかなか使えないが、確か”神秘学ノート”と大仰に銘打って(笑)、神秘学に関するこれも抜き書きをしていこう、として準備した(準備しただけで、書き込んでいませんが)。

7寸5寸5分(210×165mm)という(明治28年発刊 文房堂発売品目録より)現代のノートにはない大きさである。


私が購入したのはイーグルタイプ。そうか、燕柄もあるのか!!(また買いそうな悪い予感。。)値上がりして、一冊3520円。私は確か値上がり前に買いました。。

あと、残念ながら売り切れのようだが、文房堂オリジナルのスケッチブック、「シレーヌ」も魅力的な商品である。1650円。




こちら、”現代日本のグラフィックデザインの礎を築き 多摩美術大学初代学長でもある杉浦非水もその一人(引用者注:文房堂さんと関係のあった美術関係者の一人という意味)で、大正9年(1920年)に発刊された、文房堂カタログの 表紙をデザインしています。”ということ。その旧カタログ表紙絵の流用で作られたスケッチブックのようである。
人魚好きの私にはたまらないデザインだ。欲しかったなあ。。

嗚呼、すっかり脱線してしまった。

昨日は無事伊東屋オリジナルのノート&カバーを購入できた。
これから愉しく、使ってゆきたい。

(文房具趣味は、いろいろヤバイですねー。ですが文房具のいいところは、買っておわりではなく、買ったら使うし、ノート類はそのなかに”わが記憶”が残せて行けるところ。
つまりは文房具とは、他者が作ったものながら、協業で自身もその存在に影響することができる点が魅力的なんだと思います。

あとタイトル回収が中途半端でした。土日の内土曜は出勤日でしたが、午後半休にして午後は版画工房へ。日曜は朝ぐだぐだして12時から図書館(自転車)、2時間昼寝込みで電源付きの席で読書、その後歩いて銀座伊東屋、そして17時から2.5時間スポーツセンター、となかなか充実していました。
最近は土日は一歩も外へ出ず、アマプラ三昧、という日々が多かったのですが、微妙に月曜以降に疲労が残ってましたので、こういうパターンもいいですね)

お志本当に嬉しく思います。インプットに努めよきアウトプットが出来るように努力致します。