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活動紹介:2022年度中途・新入社員向け社内研修

こんにちは、豆蔵人事の小笠です。
豆蔵では、新入社員(中途含む)の皆さん向けに、社内研修を実施しています。今年度は8月~9月末まで全8回に渡る研修を実施しましたので、その活動をご報告いたします!※豆蔵が1社目!というピチピチの新入社員の皆さんには、この研修の前にビジネススキルや基本的なプログラミングスキルを習得する3か月程度の新入社員研修を設けています。

中途・新入社員向け社内研修のコンセプト

1口に社内研修と言っても何をやるのか分からないと思います。
今年度は以下3つを意識して社内研修の構成を検討しました。

豆蔵を知ってもらう

中途・新入社員のピチピチの皆さまは、「豆蔵の技術力の高さ・技術モチベーションの高さ」等を理由に豆蔵を選んでくださったのかなと思います。
ただ、入社当初は「豆蔵の社員ってどんな人の集まりなのか?」「お客さまから豆蔵に期待されていることって何?「一口にコンサルと言っても、豆蔵は何が強みなの?」とわからないことだらけなはずです。
そんな悩みを無くすべく、「豆蔵とは?」を学ぶコンテンツを作りました。

豆蔵リベラルアーツを学ぼう!

豆蔵は工学的手法をビジネスや社会の現場に適用することを強みとしており、『モデリング』や『エンジニアリング』が豆蔵社員の武器になります。
豆蔵には3つの事業領域があり、それぞれ扱っている技術が異なりますが、この2つはどの領域でも大事な要素だと考えています。
この社内研修では、『モデル』として表現することの重要性や『エンジニアリング』を実践することによる効果をまずは知ってもらうきっかけを作りました。

業務を円滑に進められるコツを学ぼう!

文章を書くこと、伝えることって重要なんです。
豆蔵はアウトプットする機会(技術文書執筆、講演、コンサル等)がとても多いので、エンジニアも文章力、伝えることって大事なんだよ!ということ、そのコツについて知ってもらう場を作りました。
また、新入社員の皆さんには『議事録の書き方』についてもレクチャーします。

研修テーマと概要

研修は上記のコンセプトをもとにグループCTOの羽生田さん、CTOの井上さんと練りに練ってなんと8回に分けて行いました。
各研修とコンセプトの関連性は以下の通りです。

  • 豆蔵を知ってもらう:第1回

  • 豆蔵リベラルアーツを学ぼう!:第2回~第7回

  • 業務を円滑に進められるコツを学ぼう!:第8回

研修内容詳細

第1回 豆蔵マインド :羽生田グループCTO

豆蔵の技術と仕事の関係・特徴を豆蔵マインド、経営理念、(3+M)× Eという式から説明されていました。ソフトウェアエンジニアリングへの情熱と技術と実践ノウハウを使って、自信と責任をもってお客様の課題解決に貢献できるコンサルタントであること、またDXの意味、それに取組むためのマインドについての話がありました。

第2回 モデリング 導入編 :羽生田グループCTO

お客様のビジネスや課題の問題状況を概念整理し、解決に向けてのデザインを見える化することで、具体と抽象・大局的な構造・肝となるアーキテクチャを「モデル」として表現することの重要性が説明されていました。モデリングは豆蔵のエンジニアとしての基本スキルなので重要ですね。

第3回 エンジニアリング なぜエンジニアリング?編 :井上CTO

エンジニアリングの知見が必要な理由やエンジニアリングを実践することによる効果について話がありました。プログラミング言語やフレームワーク等の実装技術を習得しただけでは現在の社会で求められるソフトウエアを開発できるようにはならないことが解説されました。

第4回 エンジニアリング 要求編 :井上CTO

要求と要件の違い、要求エンジニアリング(要求獲得、要求分析、要件作成)についての話がありました。現在のソフトウエア開発では不確実な要素が多く、そうした場合に、どのような技術を使って要求の獲得や要件の作成を進めていくのかについて解説がありました。

第5回 エンジニアリング 設計編 :井上CTO

設計が必要な理由、設計の手順、設計原則についての話がありました。とくに設計原則については、「良い設計」を考えるための必須の知識なので重点的に説明されていました。

第6回 エンジニアリング テスト編 :井上CTO

テスト用語、テストプロセスについての話がありました。また、テストだけでなくレビューやシミュレーションといったシフトレフトを実現していくための品質確認の技術についても紹介されていました。

第7回 エンジニアリング マネジメント編 :井上CTO

従来のプロジェクトマネジメントの基本である、要求管理、計画、進捗管理の要点についての解説だけでなく、サーバントリーダーシップやティール組織といった、これからのマネジメントや組織のあり方についての話がありました。

第8回 文章の書き方・スライドの作り方 :井上CTO、中山さん(コンサルタント)

雑誌記事、Webコンテンツ等の技術文書を書く際の注意点、及び、パワポ等での説明資料、講演資料を作成する際の注意点についての話がありました。また、新入社員が担当することの多い、議事録の書き方についてもレクチャーがありました。

研修の様子

今回の研修は全てオンライン、こんな感じでZoomを活用し行ないました。
第1回~第4回まではブレイクアウト機能を用いてディスカッションやグループワークを行ないながら研修を進めました。第5回以降は学びを中心に行っていただき、Zoomのチャット機能を用いて適宜質疑応答、最後に口頭質問の場を設けて研修を進めました。

第1回:豆蔵マインドにてレクチャー中の羽生田さん
第3回:エンジニアリング なぜエンジニアリング?編にてレクチャー中の井上さん
第8回:文章の書き方・スライドの作り方にてレクチャー中の中山さん

まとめ

全8回に渡る社内研修でしたが、たくさんの方に受講いただき主催者としてはとても嬉しい限りでした。
メインターゲットとしていた中途・新入社員の方のみならず、ベテラン社員や教育グループの方もご参加いただけたのが印象的です。
ご参加いただいた社員の皆さまにはアンケートにご協力いただきました。その結果をもとに来年度に向けて、CTO2名とコンテンツのブラッシュアップに努めます!

執筆者プロフィール:小笠(人事戦略本部 本部長)
2018年4月入社。前職はSIer企業で人事業務をメインに従事。豆蔵に入社後は中途採用業務を中心に人事・労務・総務業務を担い、2022年より人事戦略本部 本部長に就任。

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