#7119を知った日

昨晩、日が変わる30分前のこと。突然4歳長女が「耳いたいー!!」と泣き叫んだ。どうにもおさまらないので、近所の夜間やってる馴染みの病院に電話するも専門医がいないとのこと。おしえてもらった"#7119"で救急で診察してくれる耳鼻科の専門医がいる病院を探してもらう。そんなものあるんだって思いながら、妻が渡してくれた「小児救急医療のご案内」を改めて眺めていると、そこにも書いてあったではないか。うーん、なんで最初からわからなかったのか。。

3つほど、近い順から病院名、住所、電話番号がテープで2回繰り返される。
近いといってもまあまあの距離。タクシー呼ぶしかないかなあと、一番近い病院に電話する。

「○○病院です。」

「子供が耳を痛がってまして、診ていた…」
と診ていただける専門医がいるかと言いかけたところで、「ERにお繋ぎします。」とかぶせてきて、気づいたら転送のコール音が鳴っていた。
繋がると、「ERでーす」と女医と思われる声がする。
改めて「子供が耳を痛がってまして、診ていただける専門医がいらっしゃる、いらっしゃるならば、今から診ていただくことは可能でしょうか?」と伝える。
「お子さんは何歳ですか。」
「4歳です。」
「おそらく、中耳炎だとおもいます。来ていただいて診ることは可能ですが、治療を施すことはできないので、翌日、耳鼻科にいかれるほうが適切な処置を受けられると思います。」とのこと。実際処置ができないといったかどうかはうろ覚えなのだが、まあ中耳炎ごときで救急救命を活用してくれるなということな気もする。命にかかかわる対応を優先したいだろうし。あくまでも個人的な見解ではある。
「もし、お子さんの痛みがとまらないようなら、鎮痛剤を飲ませるか、耳の裏を氷などで冷やしてあげるといくらか痛みが和らぐとおもいます。」とアドバイスくれた。
移動するまでにいくらか時間を要するだろうから、女医のアドバイスに従うことにした。
電話を切り、寝室に向かうと、長女は眠っていた。
痛さより眠さが勝ったらしい。

アドバイス通りの応急処置をとることなく終わったが、1時間ほど痛い思いをした長女には申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
娘よ、すぐ対応できなくてごめんよ。

*

仕事から帰宅後、お風呂場から楽しげな長女の声が聞こえる。
耳は大丈夫だったのかな?と妻に聞くと「典型的な中耳炎だだてさ。」とのこと。
やはりそうであったか。
でも、お風呂に入ってもよいのか?
私が子供の頃、中耳炎にはよくかかっていたのだが、お風呂は入らないようにとの指示が出ていたので。
先生によれば、お風呂は構わないらしい。

ちなみに、中耳炎で膿んだ部分を切って膿を出すという処置をするのだと思ったら、既に膿が出ていたらしい。だから切るという行為はしなかったらしい。
そんなこともあるのか。
まあ、笑顔でいられて良かったし、大事に至らなくてほっとした。

実は、私自身、長女に先だって耳が痛く、耳鼻科で診ていただいたところ、外耳炎との診断を受けていた。
炎症を起こした場所は違えど、親子揃って耳をやられてしまったようだ。

点耳薬を処方されたが、今時の治し方なのか。

妻の苦笑顔が目に浮かぶ。

ちゃんと治していこう。

#100日連続投稿マラソン

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