空が青過ぎる

『同じ仲間だと思っていたのに
ちょい、こたえています

例え私が知り得ていても、会員の状況は答えることじゃないし、一緒に『心配だね』とも言えない。
『一線を引いている』と感じられても、ブレてはならないことがある。

夫が希望の会の冊子のタイトル【もしかしたらスキルス胃がん】にこめた想いは、
スキルス胃がんが認知され、『スキルス胃がんの可能性はないか』と思うことが救える命に繋がって欲しいということでした。
つまり、自分のような経験をする人を無くしたかったのです。

『がんは治る時代』と言われている中、スキルス胃がんを知ってもらうためには、機会を無駄にせず、人前に出て行く必要がありました。
『この人が旅立つのは遠い先の話じゃない』という眼差しをたくさん感じながらも、彼が人前に出続けた意味を私は守りたい。

希望の会は7年目になりました。
望んでいた認知は広まってきましたが、難治性の現実から届ける声は、時に前向きな流れに水を差すことにもなります。
10人ほどだった会員は、現在、連絡が届く方が500名、のべだと1,000人を超える状態となり、私はmako(会の中のニックネーム)から誰だかわかる理事長になりました。
割り切ろうとしても、ふとした瞬間にズドンとこたえてしまう…

家族、仕事、生まれ育った家。
失うことがたくさんありすぎた50代。その中で、よく生きてきたと自分でも思うのですが、
来年、還暦を迎える状況となり、私は自分の生き方を迷うようになっているのです

私がやめると決めれば、今の希望の会は消えてしまうかもしれない。

成田凌さんloveですが、それ以上に、朝ドラの『個人の幸せか、演劇を守るのか』の中を生きる千代ちゃんの選択にも、めっちゃ揺さぶられているのでした。

まあ、だんない
ただ、ちょい、空が青過ぎるぜ

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全国胃がんキャラバン、多くの人にがん情報を届けるグリーンルーペアクションに挑戦しています。藁をもすがるからこそ、根拠のある情報が必要なのだと思い、頑張っています。