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正直のススメ(牛皿)|酒と肴 その七十三

大晦日の午後、用事があってスカイツリー詣で。

城東にそびえる電波塔、冬は青空との相性が良いと思います。
春は霞、夏なら夜のライティング、秋だと夕暮れに浮かぶシルエットがお勧め。広く、武蔵野台地の各所から望むことができますが、荒川土手、ビール片手に眺めると趣が増します。

少し早めに着いたので、約束の時間まではスカイツリーに連なる商業施設、東京ソラマチをぶらぶらひやかす・・・・つもりでした。ところが思いのほか人出が多く、あれやこれやと買い求める人たちの熱に浮かされ、自分も予定外に買い物をすることに。

訪れる前は「まあ、正月用にすき焼き肉でも買おうかな?」ぐらいの気持ちだったのです。夕方からの用事は、飲食を伴うものでしたし。
結果、年越しの夜食と称してお寿司のパック、甘いものは別腹・出会いは一期一会と初キルフェボン、すき焼き肉は普段の倍量を買いました。集団心理とはげに恐ろしきものです。

例年、届いた年賀状を眺めながら、久しく会っていない人たちの近況を確認する元日が、今年はレシートを見ながらの反省会始め。

「バカバカ、昨日の自分」
なんて言葉を口にしても、わがままに成長したボディをさすりつつ、割り下のレシピを検索していては説得力がありません。

ここ数年、すき焼きは
「肉の脂がしみたネギと春菊、焼き豆腐を味わう料理」
になっていましたので、倍量のお肉はさすがに無茶。食べきれなかった残りは翌日の牛丼に持ち越しです。横になって駅伝を見ているだけでは、カロリーは消費されてませんでした。

牛肉と玉ねぎで紅白揃い踏み

牛丼は定番のレシピがあります。最初の出逢いに恵まれると目移りしないタイプ。安定的とも言えますが、発展性が無いとも言えます。こういう人間が中高年から悪い遊びを覚えると、取り返しがつかなくなるので注意が必要です。

牛皿で抵抗

年末年始の限界突破により体重がネクストステージに届きつつあるので、ビールのお供に牛皿で頂きます。炭水化物を控えることで帳尻を合わせる算段でしたが、結局は正月を言い訳にご飯も食べたので単なる別盛り。むしろ並盛りよりも量が多かった気がします。これでは何の意味もありません。

2023年は「下手な小細工はしない」をテーマに暮らしたいと思います。

メニューと材料
・牛皿(牛肉、玉ねぎ、生姜、水、醤油、酒、味醂、砂糖、七味唐辛子)

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すき焼きが食べたくなった方はこちら。「すき焼きの口」になるので注意が必要です♪

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西日暮里BOOK APARTMENT次回店番のお知らせ
1月7日(土)16:00〜20:00

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