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いつもの週末(焼きおにぎり、豚汁)|酒と肴 その七十六

金曜日は仕事上がり、職場を出るタイミングでnoteの記事をアップします。

家まではおおよそ1時間ですが、寄り道してビールやおつまみを買うので、実際にはもう30分ほど。「お酒があると呑んでしまう呪い」のため、家にはなるべく酒類は置かないようにしているのです。それと「シンプルな暮らし」への憧れから、あれば断捨離と称してすぐにお腹に片付けてしまいます。

はい、ただの言い訳ですね。

帰宅したらまずはシャワーを浴びて、週末モードに切り替えです。
金、土、日の三日間はアルコール中心主義者にとって「旬」なので、酔いのはしり、さかり、なごりを満喫します。
その合間に料理を拵え、noteを仕込むのが大概の過ごし方。週末に八割方書いておき、平日、行き帰りの電車で推敲、金曜に公開するのが定番になりました。

この流れになったのは有り難いことに私の記事を
「週末の楽しみ」
と言ってくださる方々がいらっしゃるからです。
以前は不定期に、書いた端から掲載しておりましたが、そんなコメントが嬉しくて、金曜日にアップするようになりました。

土、日は布団の中でゆっくり他の方の投稿を拝見します。
前夜、深酒していなければ、5時には目を覚ましてnoteの世界を回遊。なんだか自分が魚になって、海の中を自由に行き来している気分です。彩り豊かな珊瑚礁も、暗く静かな深海も、それぞれ違う居心地の良さ。そうこうしているうちにいい時間になるので、陸にあがります。

近頃、陸で過ごす楽しみは、新しく手に入れた味噌でいろいろ試すこと。
昔ながらの手仕事で作られたこちらの味噌、大好きだった祖母の味噌漬けを思い出します。今のお気に入りは焼きおにぎりと豚汁です。

冷や酒と焼きおにぎりがもたらす口福

焼きおにぎりは、魚焼きグリルを使うスタイル。網に直接は片付けが手間なので、薄くサラダ油を塗ったグラタン皿を使います。まずは白飯のおにぎりを入れて両面を焼き、その後、味醂と粉山椒を合わせた味噌を塗って仕上げると、片付けが楽チンです。

豚汁という名の三位一体

続いては豚汁。多くの方にご賛同頂けると思いますが、豚汁は汁物であり、おかずでもあり、肴でもあります。野菜もたっぷりで、これに菜っ葉の浅漬けでもあったら上等です。

吸い口に柚子胡椒、美味しかったです

こうしてなごりの日曜が終わり、また次の一週間が始まります。つい、厄介なことにばかり目が向きますが、ロマンチストとしては日々の隙間に楽しみもあると信じています。

雪の下にあるふきのとうが店先に並んだら、ふき味噌で一杯やるのもいいですね。
酒呑みにとって酒盗と呼ぶものはたくさんありますが、味噌は最たるもののひとつです。

やがてくる季節があなたにも私にも、良きものであることを願っています。

メニューと材料
・豚汁(大根、玉ねぎ、じゃがいも、牛蒡、人参、ネギ、豚バラ、味噌)
・焼きおにぎり(おにぎり、味噌、山椒、みりん、大葉)

今回ご紹介した料理では、こちらのお味噌を使っています。


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