春から育休あけて会社復帰するお母さんたちへ
4月、保育園の前を通って泣き叫ぶ小さな子供たちとそれを振り切るように足早に職場に向かうお母さんたちの姿を見るたびに、かつての自分の姿を思い出して、懐かしいような、せつないような、甘酸っぱい気持ちになります。
子供を保育園に預けての仕事復帰はいろいろ不安があるし、時間的にもシビアな局面にたたされることがあると思います。
しかし子供と二人っきりの生活からいっとき離れ、大人と話ができる場は自由を取り戻した気がして新鮮です。
子供の泣き顔を思うとジクジクと心が痛むかもしれません。
しかし子供もその環境にやがて慣れます。
なにより保育園では、個人では与えられない貴重な経験をたくさんさせてもらえます。
あずけてしばらくは、本当によく熱を出します。
誇張ではなく、毎週のように。
子供のみならず、疲れがたまってくるのか親まで寝込むこともあります。
もうそれは仕方ないことと思って、あきらめて受入れましょう。
どうしても周りに迷惑をかけてしまうのはやむを得ない。
子育てをした人たちの多くはそれを理解しています。
それにそのうちにだんだんと休む回数は減っていくでしょう。
そうはいってもやっぱり休みが続くと気が引けるし、居心地が悪いと感じることも。
そうした状況を改善するために、働いていたころ私が心がけていたことがあります。
休んだ穴を埋めてもらうのはある程度仕方がない。
けれども、常に感謝の気持ちをもって自分のできることは率先して行う。
感謝の気持ちを口に出す。
単純ですが、大切なことだと思っています。
もちろん休暇取得や子育てのための既存の制度を利用することは、労働者の権利です。
そして権利を行使するための環境を整えるのは会社の責務で、それを怠って同僚たちにしわ寄せがいくのは会社の責任です。
だからといって私は権利を使っているだけです、と迷惑をかけまくるのはちょっとどうかと。
お互い、給料をもらって働く同じ立場の職業人。
私の都合は同僚には関係ない。
その意識を持って働くことで、自分も周りも気持ちよく働けるのでは・・・と思ってます。
大変だとは思いますが、本当に子供が小さい時期は一瞬。
かわいらしく親を求める時期も本当にほんのわずかです。
味わう余裕なんてないかもしれないと思いつつ。
少しでも笑顔あふれる日々が送れるよう、心の底から応援しています。
本日の写真:クリスマスローズ ニゲル
キンポウゲ科
見つけた瞬間、一目ぼれしました。
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