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にしうら染さんの「フランスふらふら一人旅」に夢を見る

25年以上勤めたお堅い職場を早期退職して、現在、小学生男子を育てながら主婦をしているまめさとです。
1,2月は、スポットバイトを申し込んでも大学生との競争には勝てないので、おとなしく読書三昧の日々を送っていました。

実は無類の旅好きの私。
子供が生まれる前は国内外問わず、よく一人旅あるいは二人旅をしていました。
中近東、アジア、ヨーロッパなど、いろんな国に行きましたが、フランスに食指は動かず。

フランス人は意地悪で、絶対に英語で話しかけてくれないし、行っても嫌な思いしかしないに違いない。
そんな偏見に縛られていたためなのですが、30代後半で初めてパリを訪れることに。

結果、深く後悔。
なんでもっと早くパリにいかなかったんだーっと。

私が訪れた観光地はバリバリ英語で話してくれたし、お店の人も親切でした。
町はそれはもう美しく、珠玉の美術館があちこちに・・・。
すっかりパリの魅力にやられてしまいました。

また必ずフランスに行くぞ、と決意を新たにしましたが。
それからすぐに子供誕生。
以後、一人旅はおろか海外旅行も封印していますが、子供の手が離れたら、まとまった期間フランスに滞在して、美術館めぐりをしたいという夢を持っています。

しかし、フランスに数週間滞在するとなると、ホテル住まいは高いし、長期間自炊ができないのはつらい。
アパートを借りるというのも、ハードル高そう。
かといって、語学留学名目で行くのも、なんか違うし・・・。
などといつ実現するとも思えぬフランス滞在に悶々としていたわけです。

そんなある日、本屋で見つけたのが、にしうら染さんのコミック旅行記「フランスふらふら一人旅」。

『いつかお金と時間ができたら1ヶ月位パリで生活して、気が済むまで美術館や博物館に通ってみたいー』

裏表紙の本の紹介文をみて、おののきました。
なに、これ、まさしく私!?
あたかも自分の分身が現れたように感じ、迷わず手に取りました。

まあ、そういう希望を持っている人は世の中に多いってことなんでしょうけど(笑)。

結果、この本、とっても興味深く読ませていただきました。
とても丁寧に絵を描かれていて、読みやすく、お役立ち情報が満載でした。

何せ私が一人旅を始めたのは、「地球の歩き方」を握りしめ、道に迷いつつ、つたない英語とボディーランゲージで旅していた時代。
スマホなんて便利なものはほとんど普及しておらず、かろうじてインターネットカフェでメールやホームページをチェックしていたぐらいです。
一人旅必需品も今のそれはとは全く違っていますね。

一般的なガイドブックと違って美術館の紹介に重点が絞られているので、私的にテーマもばっちり。
まさに私がやりたいと思っていたパリ滞在スタイルがそこにはありました。

問題は、いつ行けるか・・・ですが。
子供がもうちょっと大きくならないと無理。
ってことは、8、9年後?

果たしてその時は私の体力が残っているのか。
そしてフランスの物価と日本の経済力はどうなっているのか。
まあそこは考えても仕方がないので、今できること、体力づくりとフランス語習得に励もう。
そうポジティブにさせてもらえた本でした。

本日の写真:ミモザ(マメ科)
最近、よく街中でも目にするようになった気がします。


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