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「セルフ兵糧攻め」まともな食料を生産するのは、基本の基本の基本です


鈴木宣弘 先生
(東京大学大学院教授、専門は農業経済学)



今だけ、金だけ、自分だけをやめて、「三方よし」の持続的循環経済を
とずっと叫ばれている方です。
この「今だけ・・・」という名言も鈴木先生が使い出したもの。



まともな食が手に入らなければ、人はおかしくなります。
漢字で「食」は人を「良く」すると書きます。
まともな食べものの生産こそ日本にとって急務です。

健全な身体であることこそ大切。
なぜならば、そこに良い感情や精神が宿るからです。
その体を作ってるのは「食」です。


政府の出す政策が、ホントにおかしなことになっています。
コオロギ食べざるを得ない状況になる前に、ちゃんとした食料生産に舵をきるべき!!


まともな食料生産を潰して武器とコオロギで飢える愚かさ


「お金を出せばいつでも食料や生産資材が輸入できる」のが、ますます当たり前でなくなってきている中、国民の命を守るには、国内の食料生産をしっかり確保する必要があるとの危機認識が当然のはずが。

農業協同組合新聞(電子版) 鈴木宣弘さん


生産基盤を増強しなくてはならないときに、コメ作るな、牛乳搾るな、牛殺せ、ついには生乳廃棄で「セルフ兵糧攻め」のようなことをやっている。

限界を超えている。しかし、補正予算が30兆円編成されても、農家の赤字を緊急補填する予算は皆無だった。このままでは、本当に「農業消滅」が急速に進み、国民に食料を供給できる国内生産がなくなってしまう。


食料やエネルギー自給率を高く維持している欧米諸国と違って、食料自給率が極端に低い日本が経済制裁強化だと叫んだ途端に、自らを「兵糧攻め」にさらすことになり、戦う前に飢え死にさせられてしまう。戦ってはならないが、戦うことさえできないことが、なぜ理解されないのだろうか。


学校給食でコオロギが出されて物議をかもしている。イナゴの食習慣は古くからあるが、コオロギは未知の部分が多い。子供達を「実験台」にしてはならない。


コメを減産し、乳牛を殺し、牛乳を廃棄し、トマホークとコオロギをかじって生き延びることの愚かさを真面目に考えてほしい。

農業協同組合新聞(電子版) 鈴木宣弘さん




牛乳あまりの実体 

生産コスト高(肥料代・飼料代・燃料代)
牛乳価格の低迷、生乳廃棄、売れない子牛を処分
輸入を続ける乳製品
(ミニマムアクセス ← 輸入義務は無いのに) 
他国では当たり前の政策や援助が発動されない

7重苦に喘ぐ酪農家は限界を超えています。

乳牛は生き物だ。搾乳を急に止めれば病気にかかるし、酪農家にとっては家族同然の家畜を簡単に殺処分できるものではない。次に生乳が供給不足に転じた時に、今度は増産しようとしても、子牛を育てて牛乳が搾れるようになるには何年もかかるから、絶対に間に合わない。短期的にコントロールできるものではないのだ。





鈴木宣弘 先生 食料安全保障関連の発信

国民の命を守ることが国防です。
「今だけ、金だけ、自分だけ」では国は持続しない。


「三方よし」の持続的循環経済を!


米農家がいなくなる?



あなたは、トマホークとコオロギってかじれますか?


輸入先から「もう売ってあげない」と言われたら大変なことになる!

まともな食料を生産するのは、基本の基本の基本です!!



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