エアコンとWhat's APPと広東語
こんにちは。シンガポールのわん吉です。
シンガポールで家を借りる際に驚いたのは、借りる側がエアコンの定期清掃をすることがお約束になっていることでした。
常夏の国で、エアコンの快適さと共に経済成長してきた背景もあり、シンガポールでのエアコンはまさにライフライン。
とはいえ、家を借りる人がエアコン清掃業者と年間契約をして、3ヶ月に一度清掃をしなくちゃいけない、と聞いたときには驚きました。
先日、初めてのエアコン清掃があり、業者のお兄さん2人がやって来ました。
我が家のエアコンは埋め込み型なので、まずは若手のお兄さんが脚立に上って天井のはめ込み板を外します。半身を入れて中を覗き込み、奥にあるエアコンのフィルターを外して、下にいる親分に手渡し。親分はシャワーで水洗い。
若手は業務用の掃除機のホースを伸ばし、奥のエアコン本体をお掃除。その後、吹き出し口を布で拭いて終わり。
ケミカルは使わないお掃除なのね、と理解しました。
さかのぼって、エアコン清掃業者との契約も、シンガポールらしく全てWhat's APPでのやり取りでした。契約書の確認も、署名済みの契約書送付も、入金も全てスマホ上で完結。時代はこんなになっているんだ、と昭和の人間には感慨深かったです。
さて、エアコン清掃に来てくれたお兄さんたち。聞きなれない言葉で会話していたので、「何語なの?」と聞いてみると「広東語」とのこと。
シンガポールの75%は中華系。国民以外に、華僑も出稼ぎもいるし、出身も広東やら福建やらあちこちだし、シンガポールってホントにいろいろです。
最後に、「広東語で”Thank you”は、”ンゴーイサイ”だよ」と教わりました。むむ、その感じってベトナム語にそっくりじゃん。
シンガポールからさらに広がって、東南アジアのあちこちに暮らす中華系の皆さんに思いを馳せたエアコンの日となりました。
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