愚か者よ

タイトルはもちろん♪愚~かーもーのーよ~♪
と歌ってくださいまし。
ワタクシ、本当愚か者。というお話です。

乳がんにかかったのがコロナ禍の4年前。
乳がんが再発したのがコロナ禍の翌年。

コロナ禍になった年の、まさにその月に、諸々の事情から深夜帯の副業を始めた。週に4日だし空いた時間に本業をするつもりでいたし、実際そうしていた。自分では大丈夫だと思っていたけど、実際やってみたら相当体に堪えてしまった。副業を始めて半年経った頃、何となくコロコロ寝ていることが増え始め、同時に気になる諸々の中途半端な衰え。

無駄な悪あがき、無駄な抵抗、と思いつつ、プラセンタ注射やらビタミンC注射を受けました。点滴すると結構肌の調子がよくなる。ような気がする。
本来ならプラセンタなどサプリでも避けたほうがいいのに注射など無謀も無謀。でもでも、あと数か月で5年だし、いままで順調にきたからもう大丈夫、という油断があった。今考えると本当に鞭で判断が甘い。
がんに罹った体で深夜勤で昼夜逆転生活をする。それがどういうことか。
年明けの検査結果でそれを思い知らされることになった。

♪おーろーかーもーのーよー♪
何が悪かった?
多分全部。
雪だるま式にコンボでよくない判断をして、よくない行動をして、危険要素を自ら増やしてた。
自業自得っス。

さらに、放射線治療の予後も芳しくなかった。
治療中よりも、治療後のほうがだるさがひどかった。
しかも、お腹がものすごく張る。
妊婦か?っていうくらい張る。
太ったのかというと、そういうのでもなく、お腹だけが出る。
のちにひょんなことからQX-SCIOというものを知ってセッションを受けるのだけど、そこでも「腹水」とレポートに出ていた。腹水だったんですか。そうですか。

放射線治療の副作用の一つに、照射した箇所は筋肉が縮んでしまう、というものがある。なので脳腫瘍で頭部に照射するとそこは筋肉が縮み、脱毛し、元に戻らない。抗がん剤は薬が体から抜ければまた発毛するが、放射線は抜けたままになってしまう。その点が違う。
私の場合は最初の手術痕がへしゃげた。胸骨付近に照射したのでその部分の筋肉が縮んだからだ。そうね、見た目は、…麦飯の粒か何かのよう。なので姿勢も猫背になっていたと思う。
このへしゃげた手術痕は、後に友人の鍼治療でかなり改善したものの、猫背になったことで肺と心臓に影響が出てしまった。これはのちにホメオパシーのレメディとチンクチャーでかなり改善した。

再発前に使っていたのはタモキシフェンのみ。
再発したので、それより強い薬を使うことになった。
再発後は、リュープリン(注射)が追加され、さらに、飲み薬がタモキシフェンからレトロゾールに変更。
レトロゾールを飲み始めてまもなく、動悸がひどくなり、2か月で血圧が20上昇。
寝てても動悸息切れがしてとても起きて動ける状態ではなくなり、どうにかならないものかと医者に相談したら、アナストロゾールに変更。
リュープリンの1か月製剤の投与後に血液検査で異常がないのを確認してから、3か月製剤に切り替えた後、例のあいつ「うつ」がでた。

それでも今回はやり通さないと。たかが2~3年のこと。やりきろう。
最初のうつ状態をやり過ごせば、そのうち落ち着く。
医者はそういったし、私もそう思ってた。

全然そうじゃなかった。
月を追うごとに、どんどんうつ状態がひどくなっていく。
今回は希死念慮をすっ飛ばし暴力性という形でうつが顔を出してきた。

うつで自殺というのは広く知られたパターンだけれども、これは「自分に向けられた攻撃性」ともいえる。この暴力性が他者に向けられることもある。
世の中にあるDVやパワハラ、カスハラにはうつが隠れている。他者に暴力性を向けることの裏側には、自分に対する不満や憎しみ、憤り、怒りがあり、他者への怒りは自分自身のネガティブな面を投影した結果だからだ。
そして、外界をどのような目で見るかには脳の、それも脳の中枢が大きな役割を担う。

現実には、もちろん実際に誰かに暴力をふるってどうこうということはなく、あくまで心の中のこと。
だけど、今自分を振り返っても、醸し出す雰囲気はとても剣呑なものだっただろうと想像がつく。
やがて自分でもわかるほど、どんどん無表情になっていく。表情筋を動かさなくなったのが自分でわかる。そしてそれに違和感を感じない。

シワとりで知られるボトックス注射。
あれは表情筋をマヒさせて筋肉のこわばりをとり、シワをなくすというもの。なので効果は永久ではなく半年くらいしかもたない。
ただ、このボトックス。シワはとれても、表情筋がマヒするためうつ状態が出るという研究結果がある。

ちなみにこのボトックス注射。腱鞘炎の治療にも使われることがある。
腱鞘炎の治療に使う注射には、ボトックスの他、ステロイドや麻酔もあるが、これは病院によって違うのか、それとも数年の間に治療に使われる薬剤が変化したのかはわからないが、いずれにれよそこそこ強い薬であることに変わりはない。

このサイトを知ったのはつい最近で、それもほんの偶然だったのだけど、やはり何かタイミングってあるのかなあ(- -
希死念慮を訴えた時、医者は「もともとの性格もある」といったけど、数パーセントとはいえ副作用として出ると書かれているだけに「やっぱ薬じゃねえか」と思ったのは否定できず。

ワタシの無表情が結果的に精神面にどう影響していたかというと、何に対しても興味もわかず感動もしないという、実に無味乾燥な生き物ができあがった。
のちにあることがきっかけで「この無表情はもしかしたらベル麻痺では?」と思い至った。
一つは手技療法の授業で。一つは偶然見つけた新型コロナワクチンに関連した情報を目にして。

これが再発した年とその翌年くらいのだいたいの流れ。
例のインチキデトックス足湯に出会ったのはちょうどこの頃だった。

そんな経緯を経て、昨年ひょんなことからホメオパシーを摂りはじめた。
そしてほぼ同時期にQX-SCIOのセッションを受ける機会があり、ディエンチャンの受講、クレイとの出会いを経て、ワタシのがんとのバトルは大きな変化を迎えた。

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