こんぺき出版 online shop
https://konpeki.stores.jpこんぺき出版は、大分県にある別府のまちを愛する車いすの詩人・豆塚エリとまちの紅茶屋さんのマスターとふたりで営む出版社。 主にzineやリトルプレスと呼ばれる手作りの本を一からつくっています。 地元に住むさまざまなアーティストとコラボして本や詩を使った展覧会を催しています。その他にフライヤーや名刺などのデザイン・製作なども請け負っています。
旅行記「八重山諸島・沖縄本島の旅」小林吉樹 著
「生きる」とは、「生き残す」こと。やり残し、埋められなかった余白を残すこと――。 古文の単語に「結ぼほる」という動詞がある。実際の文脈では、思い通りにならない恋に心が沈むことを指すことが多いが、元の意味は、「紐や糸が絡まり合ってほどけなくなる」というものだ。 五五歳を迎えた私は、この「結ぼほる」の心境だった。仕事でうまくいかないことが積み重なり、先が見えなくなっていた。「やるべきこと」と「やり甲斐」は乖離し、そのことで悩む自分の未熟さにまた悩む、という循環の中にいた。私の心の中で、何本もの糸が絡み合って、どれが何だかわからなくなりつつあった。この状態から脱するためには、「旅」が必要だった。一週間、どこか行ったことのないところへ。――本文より国語塾の講師であり、ナガサキの被爆2世でもある小林さん。真面目で不器用で心のあったかな彼とともに、沖縄の風景、歴史、大切な人たちにふれていくと(もちろんグルメも!)、なぜだろう、時がやさしく感じる。魂がくつろいでくる。A5版200頁
¥2,420
短編小説集「星の瞳の君、つめたい朝焼け」
きれいにプレスをかけられたシャツの、甘さのない清潔なにおい。滲む感情が、どうかシャツのしみになりませんように。『スタンド・バイ・ミー』 聞きたくなかった。だけど、聞きたくないとは言えなかった。どんな些細なことでも、たとえ胸の内をかき乱されるような事実でもなんでも、馨さんのことはすべて知りたかった。『月をはらむ川』 ぶつかること、嫌われることを極端に恐れていた。言わずとも察して欲しかった。だけどそれが一番の甘え、一番のわがままだったかもしれない。『はだら雪のリリシズム』 少女の星の瞳は瞬く。かなしみに、さみしさに、しあわせに。恋のよるべのなさを描いた短編小説集。新装版B6サイズ/50P
¥990
天使のまなざし/二宮敏泰著
今から16年前、画家二宮敏泰はバングラデシュのピルガゾン村に図書館建設するために資金を集めた。その際、現地での日々をブログ「天使のまなざし」に綴っていた。本書は膨大な量のそれらの中からいくつかを拾い上げ紡いだものだ。美しく、清らかで、妖しい二宮敏泰の絵は、気高い獣の抒情だ。バングラデシュでの「天使のまなざし」との出会いはその根源となり、16年経った今でも彼を突き動かす原動力となっている。※販売利益はバングラデシュのピルガゾン村の診療所建設に当てられます。A5横 フルカラー 52Phttp://blogs.yahoo.co.jp/robertninomiya
¥1,000
別府文藝アンソロジー「こんぺきのこんぺいとうVol.9」
別府文藝アンソロジィ「コンペイトーVol.9」A5サイズ 無線綴じ 72Pこんぺきのこんぺいとう発刊2周年を記念して普段よりもボリュームアップ。記念企画に、44202による、別府の画家勝正光氏のスペシャルロングインタビューを掲載。また「むら×まめ対談」では編集長がこんぺいとう発刊の経緯や今後の方向性を喫茶店のマスターと語る。宮窪かずき「放課後ローファー倶楽部で働く佐緒里と朱里」完結、仁真万治による読切小説「I want tell you」、1号から連載が続く大人気連載エッセイ・笠原宗弘「余生9」その他コラムコンテンツも盛りだくさん。
¥480
文藝アンソロジー「こんぺきのこんぺいとうVol.8」
文芸アンソロジー「こんぺきのこんぺいとう Vol.8」A5サイズ50ページ 無線綴じ本 380円【執筆者】豆塚エリ笠原崇弘仁真万司宮窪かずき平田京子Megumi Ono×44202樋口浩一バードヘッドユウキおかかおり埋葬せよ乙女。こんぺき出版がおくる、こんぺいとうのように成長する文芸アンソロジィ。新連載 宮窪かずき「放課後ローファー倶楽部で働く佐緒里と朱里」『先生おはようございます。この放課後ローファー倶楽部は現役の女子高生が働いてる喫茶店だよ。お客さんは先生になって私達を指導するの。だから、ここではお客さんはお客さんじゃなくて、先生! わかったかな?』――将来に希望を持てない女子高生・佐緒里はJKカフェ「放課後ローファー倶楽部」のアルバイトを始める。理由は、なんとなく大人になった気になれるから。しかしこのカフェ、「先生」と二人きりとなる「指導室」の中では売春まがいの行為がおこなわれているという……昨年末話題になったJKビジネスでの性犯罪を基に、宮窪かずきが女子高生達が織りなす社会派青春劇を描く。
¥380
文芸アンソロジー「こんぺきのこんぺいとうvol.7」
文芸アンソロジー「こんぺきのこんぺいとう Vol.7」A5サイズ48ページ 無線綴じ本 380円【執筆者】豆塚エリ笠原崇弘仁真万司樋口浩一恵沢友羽二宮敏泰バードヘッドユウキ44202Megumi Ono手に入れろ、失えども。こんぺき出版がおくる、こんぺいとうのように成長する文芸アンソロジー。一号から連載している笠原氏による人気エッセイ「余生」は中学生編へ。思春期にさしかかり、より生々しい人間模様。著者自身が受けたいじめ、その苦悩を切り取る。血が滲んでくるのではないかと思うほどに読むのが辛い。当時受けた傷はその後の人生の中でも彼を苦しめ続ける。17年間抱え込んだこの苦しみを何とかしようと悩み悩んだ末、彼は受話器を取る。その結末はいかに。
¥380
文芸アンソロジー「こんぺきのこんぺいとうVol.6」
文芸アンソロジー「こんぺきのこんぺいとう Vol.6」A5サイズ 無線綴じ本 48ページ 350円【執筆者】豆塚エリ笠原崇弘仁真万司樋口浩一山脇益美恵沢友羽二宮敏泰バードヘッドユウキ44202秘めたる想いを募らせて。こんぺき出版がおくる成長する文芸アンソロジー。前号より大変好評の二号連続連載 仁真万司「RAN FOR YOUR LIFE」今号完結。50歳を過ぎた僕・丸田秀春は、長年遠ざかっていた高校時代の親友マツの葬儀に参列する。そこで出会ったのは30年来会うことのなかった高校時代のガールフレンド、エリアだった。エリアと僕は別府での青春の日々を回想する。別府市街地に暮らす三人は高校で同じクラスになり意気投合。三人で仲良くしているうちに僕とマツはエリアに次第に心惹かれていく。やがて口火を切るようにマツはエリアをデートに誘う。その夜僕はエリアに呼び出され、自転車に飛び乗った。1970年代、別府での青春の日々。互いに聴きあったドアーズやストーンズ、ビートルズのレコード、大阪万博、学生運動…高度経済成長期の訪れに色めく日本の片隅での、一人の女学生をめぐる二人の青年達の恋愛物語。衝撃の結末がここに。
¥350
文芸アンソロジー「こんぺきのこんぺいとうVol.5」
文芸アンソロジー「こんぺきのこんぺいとう Vol.5」A5サイズ 無線綴じ本 52P 350円【執筆者】豆塚エリベートーベン弁当(仮)笠原崇弘仁真万司如月恵沢友羽二宮敏泰hiraバードヘッドユウキずぶ濡れの心に、傘を持とう。こんぺき出版がおくる文芸アンソロジー。巻頭は仁真万司「RAN FOR YOUR LIFE」。1970年代、別府、青春、三角関係。50歳を過ぎた主人公は、過去の苦い思い出から遠ざかっていた高校時代の親友の葬儀に参列する。そこで出会ったのは30年来会うことのなかった高校時代のガールフレンド、エリアだった。1970年代、別府での青春の日々。互いに聴きあったドアーズやストーンズ、ビートルズのレコード、大阪万博、学生運動…高度経済成長期の訪れに色めく日本の片隅での、一人の女学生と二人の青年の恋愛物語。
¥350
ポストカードブック「画家と詩人の往復書簡」
柔らかな檻出版記念カウントダウン企画で画家の二宮敏泰と詩人の豆塚エリが一か月間毎日作品を交互にかき合った「画家と詩人の往復書簡」(http://konpekisyuppan.tumblr.com/)の素敵なカードブックができました。15枚のドローイングと15編の三行詩を合わせて、15枚のカードにしています。はがきサイズです。ヴァンヌーボという最高級紙を使用してます。程よく厚みがあり手触りもとてもよいです。一枚ずつ切り離せますので、お気に入りを部屋に飾ってもよし、ポストカードとしてお友達に送ってもよし、使わずに本棚にそっとしまってもよし。自分で色鉛筆などで着色するのもおすすめです。
¥1,500