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画家と詩人の往復書簡 2020.7.9

ほとほと疲れてしまう
怒りや悲しみに浸ること
ママは手紙を待ってばかりいます
愛なんてそもそもが嘘なのに
大切なものなど手に入りはしない
何を食べてもサボテンと変わらない
暴いて意味を充填させようとする大人たちと
生き延びるため無視され続ける身体
喋りたいことはたくさんあるのに
まるで通り過ぎていく
いつまでも小さな子供のまま
燃えさかる街を観ている
クリスマスにはリボンをください
やわらかくてすべすべする
どこにも行けないままに
いつか選ばれる夢を見ます

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