見出し画像

繊細さんの本、効きすぎる

最近、驚くほど悩みがない。

たぶん、おすすめしてもらった「繊細さんの本」が効きすぎている。

自分の感覚が人に理解されないことは、半ば諦めていた。

以前大学の授業で、ある先生に「萌やしさんは何するのが好きなの?」と聞かれたことがあった。私は「考え事をするのが好きです」と答えた。周りの学生たちは笑った。先生には、「あんまり考えすぎちゃだめだよ」と言われた。附に落ちなかった。私、そんなに変なこと言った?みんなは考え事好きじゃないの?考えすぎって、どれくらい考えたら考えすぎなんだろう?とかいうことを、気づけばまた考えていた。私は変なのか?と思った。

それから人混みが苦手なこと。夏祭りやライブハウスに誘われると、死ぬほど疲れて帰ってくる。それがわかってるのに、なかなか断れない。負のスパイラル。だって、お祭りって普通みんな好きなんでしょ?って思ってたから。それが苦手って、やっぱり私が変なんだろうな…とか思うと、断れなかった。それに「付き合い悪い」と思われるのが嫌で、我慢してしまうことも多い。

他にもたくさんある。誰かと電話するのはものすごく緊張するし、玄関のチャイムなんか恐怖でしかない。こんなに日頃そわそわすることなんて、みんなは無いらしい。でも、この本を読んで、別におかしいことではないと知った。ほっとした。よかった。私、変な人じゃないらしい。

傷つきやすくて、疲れやすくて、泣き虫で、考え事ばかりしている私でも、いいらしい。私みたいな人も、あちこちにいるらしい。仲間がいる。嬉しい。この本は、私みたいな人が、どうやったら快適に生きていけるのかをすごく丁寧に、具体的に教えてくれる。読んでから、ほとんどストレスを感じなくなった。もちろん、時間をかけてトレーニングしていかなければいけないこともあるけれど。この本は、「今のままの自分」と長く付き合っていくための道しるべ。私の愛読書になることはもう間違いない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?