見出し画像

ブンちゃんと飲んだ話

男友達と初対面の女の子と飲んだ話をしようと思う。

〜〜〜
私には唯一の同い年の男友達がいる。
ここでは彼の事を「サンバ」と呼ぼう。
(『歯のまんが』が好きでよく出てくるシーンから取ったあだ名)

サンバは交友関係が広くて、豆宮と同じような大学で同じ状況から卒業&就職した1つ上の女の子であるブンちゃん(仮名)の話をしてくれた。

そして「話を聞きたいから3人で飲みに行こう!」と半ば無理やり、私が計画した。

〜〜〜〜〜〜
当日、サンバとブンちゃんが待ち合わせ場所にいた。

ブンちゃんはボブカットをクルクルに巻いていてお嬢様みたいな格好をしたタヌキ顔の可愛いらしい女性だった。緊張のあまりオドオドしていた。 
話を聞くと緊張のあまり、お腹痛かったらしい。


軽くみんなで自己紹介をしてから、飲みながら色々な相談をして、ブンちゃんの答えをメモをするという感じだった。

これが個人的にすごく役立つものばかりで有り難かった。

そしてサンバは某有名大学で育てられた酒ヤクザだからグラスが開けば、どんどんお酒がきた。

メモも段々とぐちゃぐちゃになってきて、3人で好き勝手に話す感じになってた。

話を聞くとブンちゃんは一人暮らしの家に4Lのウィスキーがあるレベルの酒カスだとか、えげつない性癖(これもまだ10%未満)とか色々教えてくれた。
(トータルで4〜5杯?)

〜〜〜〜〜
飲み放題の時間が終わり、サンバの手慣れた技で向かいの居酒屋に連れてかれた。

私が「あ〜…酔うと迷惑掛けるからそろそろやめとかないと…」って言うとすかさずに大好きなカシスウーロンを頼まれてて、飲まされた。
気がついたら知らない酒を飲まされてた。
(誤解を招く表現だけど、私も飲む気でアルハラではない)

ブンちゃんが酔っていくうちに「実は…豆宮ちゃんの事さぁ…一目惚れしちゃって…。なんか色気あるから…。」と言い出してきた。
ブンちゃんは魔性の女だった。

店を出る前にブンちゃんは水をサンバからもらおうとしたら焼酎のロックを渡してきたから叱っといた。

(トータルで9〜10杯目あたり?)

〜〜〜〜〜〜〜〜
2軒目を出て近くのスーパーでブンちゃんの買い物に付き合った。サンバが3人分の酒を買っていた。

そして、近くの公園でまた缶チューハイを飲んだ。 
サンバが手慣れたように人数分の水も用意してくれてた。

サンバが「ブンちゃんに豆宮に片想いしてるから!近くに来なよ!」って言っていたから近寄った。

ブンちゃんは恥ずかしくて目すら合わせられないらしいけど、百合厨のサンバの勧めでハグしたらすごく喜んでた。

研究室飲みで自分と同じ理由で泣いた子を抱きしめて慰めた時に「良い匂いがする……………」って言われたけど、女の子って本当に良い匂いがするんだなって思った。


そして泥酔して半泣きの状態で「豆宮ちゃんなら卒業も就職も大丈夫……私は貴方が好きだから幸せになって欲しい…辛い時はこうやってお酒に頼って良いからね…。」と言われた。

今までで色んな人の話や助言をもらったけど、境遇が近かったせいか、他人に泣いてまで大丈夫って言われた事が無かったせいか1番泣きそうになった。普段だったら私も大泣きしてたかも。


そして終電が近付いて、解散した。

ブンちゃんには「こうやってまた飲みたいな…毎月じゃなくても良いからさ……」と言われた。

周りからは「1回限りだよ」とか「酔っ払いの戯言だよ」って言われたけど、私もブンちゃんにまた会いたいな。卒制も見て欲しい。

ブンちゃんまた会おうね。約束だよ。


p.s
次の日に膝にでかいアザがありました。 
いつ転けたのでしょうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?