マメとの日々

小型犬であろうと犬は犬と思ってたわたしは
毎日とんでもない距離をマメと散歩していた。

時間があって気候がいいと10ｋｍくらい歩いていた。
マメも知らない街を歩くのが大好きで
はじめての道
はじめての路地
はじめての公園を見つけると
どんどんそちらに進んでいった。

だから迷子になって帰り路が分からず
「ここはどこ？」と途方にくれることもしばしばだった。
だから必ずタクシー代くらいは持って散歩に出る習慣がついた。
スマホの位置情報が今ほど正確でなかったし。

でもどれだけ歩いても
マメはリードを引っ張ることがまったくなかったので、
一緒に歩くことは楽しい以外なんの負荷もなかった。